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2019年10月

『よだかの星』

よだかは、じつに醜い鳥です。
顔はところどころ味噌を付けた様にまだらで、くちばしは耳まで裂けています。
足はよぼよぼで一間たりとも歩けません。

「あのさまをご覧、鳥の仲間の面汚しだよ」 鳥たちが言います。

ある夕方、鷹がよだかの処にやって来て言いました。
「お前は、よだかと言っても鷹ではない。 言わば俺と夜と両方から名前を借りているのだ。 さあ名前を返せ。
代わりに俺がいい名前を付けてあげよう、 お前はこれから市蔵と言うんだ。
改名披露に首から市蔵と書いた札をぶら下げて皆のところを回るのだ。

「鷹さん、それは無理です、とても出来ません」
「もし明後日の朝までにお前がそうしなかったら つかみ殺してしまうからそう思え」

どうして僕はみんなに嫌われるのだろう。
「お日さん お日さん、どうぞ私をあなたのところに連れて行って下さい。 焼け死んでもかまいません。 私の様な醜い体でも焼ける時には小さな光を出すでしょう」


・・・これは私の好きな「よだかの星」の一節。 この続きは 宮沢賢治の童話「よだかの星」を読んで下さい。



近くの自然公園に数年振りに 「よたか」 がやって来ました。
夏にユーラシア大陸で繁殖し、秋に東南アジアに渡る途中に日本に少数が飛来します。 そして よたかは不思議といつも同じ所に立ち寄るのです。

よたかは鷹の仲間ではなく、あの美しい蜂雀や翡翠の仲間です。
名前の由来は夜行性で飛ぶ翼の形や鳴き声が鷹に似ているから。

昼間は樹木の枝に対して並行に止まりほとんどを寝て過ごします。 この日は小雨がぱらつく天気で撮影は午前中、全く動きを見せません。
時々薄目を開けたり半開き、2時間程待ちましたが全く変化はありませんでした。

そのうち向こうを向いて完全なお休みモードに入りました。 
画像は同じものばかりですが、出会えただけでも良し!  なので今回の画像は2枚です。


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『蕎麦畑にて』

台風19号で被災された方々の一日も早い復興を祈ります。。。

過去に無い記録的な大雨による被害をもたらした台風19号。 私の処にも深夜3時 「荒川氾濫レベル4、緊急避難指示が発令されました。 速やかに対象地域の方は全員避難を開始して下さい」 の防災放送が何度も流れて起されました。

上空をヘリが旋回し、ドローンが赤い光を出して飛び交い、サイレンが鳴り響きました。 私の処は対象地域と隣接しており、洪水は区の境界で止まってはくれません。これって避難すべきか否か? 悶々とした眠れぬ夜を過ごしました。

台風巨大化の原因は地球温暖化による海水温度の上昇。 これからは異常気象が通常化して発熱した地球の反撃でゴジラの様に襲って来ることでしょう。
発熱した地球を冷まさなくては!。


そしてやっと鳥の話に。。。 今回もノビタキとの出会いは蕎麦畑でした。
今年は生育が悪いのか茎に止まると曲がり過ぎて花の中に体が沈み込んでしまいます。

それにいつもなら白色の中に赤い実が弾けてアクセントになるのに少しまばらな展開。
ノビタキ遭遇のチャンスも少なく、しかもフォーカスが決まりません。 そのたびにマニュアル操作でピント合わせを強いられます。


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それでもノビタキを撮らなくては秋を迎えられません。 高原の蕎麦畑の中は時間が経つのを忘れさせてくれました。


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蕎麦畑の上で虫の捕獲を試みるも逃げられてしまうと、あっさりと諦めモードのノビタキも現れました。
数羽が蕎麦に背を向けて柵に止まり、簡単に捕まえられる地上のキャベツ畑の虫を狙い始めるのです。

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君たち、そんな安易な生き方でいいのか、蕎麦畑の広いフィールドの上を自由に飛び回らなくては!と、
つい独り言。



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『子育てセッカ』

近くの河川敷。
まだ青いセイタカアワダチソウの中で毎年セッカが子育てをしています。

この時期の子育てとは一体何番子になるのでしょうか。
通常セッカは5月~8月頃までが繁殖期なのですが、時には9月下旬までになる事も有ります。
ここでは今年もこの時期に幼い雛がやっと飛び交い、お母さんは忙しそうに子育て中でした。

盛んに餌を捕り雛の所に運んでいるのですが、降りる所を少しづつ移動させています。 どうやら少し飛べる様になった雛を誘導している様です。


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頻繁に餌のバッタを捕まえては与えると、やっとセイタカアワダチソウに止まってひと休みしてくれました。

セッカは雀より小さく、やんちゃな感じの顔つきが可愛いくて好きな鳥のひとつです。 セイタカアワダチソウが黄色く色づいた頃、また会いたいのですが。。。



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