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2019年9月

『一粒で二度美味しい 迷い鳥、旅鳥』

鳥撮り秋の陣の開始と思いきや、9月に入ってからの休日は台風や雨の日ばかり。
こうなったら映画『天気の子』の晴れ女の子にお天気をひとつ頼みたいほど。。。
この日は曇りのはずが早朝から強い雨音が聞こえてきて、心が折れそう!

北アメリカの北極圏で繁殖し、アルゼンチンに渡って越冬すると言う「コモンシギ」が何処で迷ったのか、栃木県の夏水水田に飛来しました。
午後からは曇りになるとの天気予報を信じて車を走らせる事にしました。

目的地に着いてみると鳥も人も車も見当たりません。 近くの田園を巡回する事30分、やっと鳥影を見つけました。
撮影は午後2時、重い曇り空、逆光、水の色も無く、と条件はよくありませんが鳥に影が出来ないだけでも良しとしましょう。

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遥々日本にまで飛んで来たのは、世界中で旬の「和食」を食べてみたかったからでしょうか。

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シギ類は識別が繊細過ぎて私には同じに見えてしまいます(;'∀')
しかも海の無い県では出会いも少なく撮る機会もまばらなのですが
コモンシギは可愛いので私の撮りたい分類に変化球で入ってきたストライクでした。

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反対側の水田には これもなかなか見ることの少ない旅鳥「アメリカウズラシギ」が一羽入っていました。
こちらも北極圏から南米、オーストラリアへの渡りをします。 和の味の前には遠い寄り道も有りの様です。


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二種とも珍鳥初見。 一粒で二度美味しい! 可愛く優しい出会いとなりました。



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『滝巡り、ロケ地巡り』

鳥撮りはまだ長い夏休み中、あしからず。

遅くなりましたが、前々回の乗鞍 『天空の花園』 に行くシャトルバスが降雨規制で運行中止となった一日目の出来事です。

思ってもみなかった事態に頭の中の回路は断線。 鳥撮りは二日目にトライするとして、さて一日目はどうしようかと。
そして結論は・・・滝好きとしては高原の滝巡りと、宿泊地松本市内に戻っての懐かしのロケ地巡りをする事に決めたのです。

乗鞍高原には「日本の滝百選」に選ばれている名滝があります。 『三本滝』
谷沿いに歩き出すと・・・

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それらしき雰囲気になってくること30分、やっと姿を現しました。

乗鞍岳の黒色溶岩の上を滑る様に落ちる高さ60mの大滝。
勇壮で滑らかな滝は大好きです。

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ひとつの場所から異なった水源の三本の滝を見る事ができ、やがてそれぞれは一本の川に合流するという珍しい滝です。
二つ目の滝は真っすぐに落ち込む しとやかな女性らしい姿の滝。
左手の滝はひっそりと糸を引く様に流れていきます。

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こちらは『善五郎の滝』
何度も流れた溶岩の端が崖となり、水に浸食され、今でも滝壺は広がり滝は後退を続けているとの事。
飛沫が襲いかかって来る様な、迫力のある落差22mの豪快な滝です。

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( 画家・千住 博の「ザ・フォール」ふうに撮ってみました)

乱気流に舞うマイナスイオンを浴びた後は 松本市内に向かう事にしました。


『白線流し』と言うTVドラマを知っていますか。
1996年に12話放送、更に4回のスペシャル版も作られました。
松本を舞台に 7人の高校生達の生き方と友情と未来への葛藤を描いた心に響くドラマでした。

最近、ラジオからスピッツの「この空を飛べたら」が流れてきてびっくり! これは「白線流し」の主題歌で今でもこの歌を聞くと懐かしく心が騒ぐのです。

そんなわけで松本に行くなら、ちょっとだけ白線流しのロケ地を覗いてみようとなったのです。 プチ・ロケ地巡礼。

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松本市内で珈琲をと言えば「喫茶まるも」以外にはありません。
白い蔵作りの建物と松本家具の店内は70年以上の歴史を持ち、民藝運動の柳宗悦が絶賛したお店。
そして長野と言えば栗、注文は勿論モンブランと珈琲でした。 主人公達も足を運んだ「まるも」


ドラマのオープニング。 主人公たちが出合うきっかけとなった場所に向かう事にします。

松本北高等学校の校門の傍で、校舎から走って来た七倉園子と定時制に登校してきた大河内渉は出合い頭にぶつかり、園子の持っていた本「宙ノ名前」(そらのなまえ)と、渉の持っていた「銀河鉄道の夜」が入れ替わってしまいました。
 
ここから7人の若者達の道が絡み合って行くのです

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松本北高等学校のロケには現在の松商学園高等学校に現存する木造校舎が使われました。 味のある建物です。


主人公達が よく逢っていた所は 旧開智小学校。

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 △ 校内に掲示してあった 子供の描いた旧開智小学校
   素敵な絵にしばし見とれました。

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明治9年、江戸末期の大工の棟梁が文明開化の西洋建築を見て独学で創った疑洋風建築。
まもなく国宝に指定されます。 よく見ると当時の凄い日本家屋の技が西洋風に使われているのですが、なんとも不思議な組み合わせ。そこが凄いのです。


園子の通学路でもあった 「旧制松本高等学校」あがたの森
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そしてドラマ最終回。
卒業式の日、7人は川岸に集まり、男子は帽子の白線やタイを、女子はセーラー服の白いスカーフやハンカチを結び、友情と希望を託して川に流したのです。それが『白線流し』
ここからそれぞれの未来探しへの旅が始まりました。

このロケは 松本市内を流れる「薄川」(すすきがわ)にかかる美晴橋の川原でした。

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渉が卒業して就職した北海道初山別村にある初山別天文台は以前に尋ねた事があるので、長い中断の後、これでやっとプチロケ地巡礼が完成となりました。


(実際の「白線流し」は岐阜県高山市の県立斐太高等学校で旧制中学時代から続く伝統行事として現在も行われています。 
卒業式の日、白線とスカーフは長く一本に結ばれて大八賀川を流れて行きます)


こうして一日目は終わり、二日目、前々回の「天空の花園」に戻るのです。



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