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2016年7月

『ホザキシモツケソウとノビ太』

Img_86232weba          ニッコウアザミ

am2時半に家を出る久々の深夜便です。 コンビニで買った夜明けのコーヒーを飲みながら東北道をひと走り。 6時前には湯川の流れを見ながら、贅沢にもちょっと肌寒く感じる位の戦場ヶ原を散策していました。

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Img_8313webc          ホザキシモツケの群落

今回の撮影はホザキシモツケソウとノビタキの花絡みです。今年はノビタキの数が少ないと言われ躊躇していたのですが。

標高1400m。川沿いにも花はそこかしこ咲いています。樹林帯が途切れると開けた湿地が現れました。ここは一面の花盛り、ひかえめなピンク色の群落が埋め尽くしていました。

ここで撮影が出来たらと思いながら景色に見とれていると、花の上を素早く横切る影が、ノビタキです。
花の輪に囲まれる様な楽園の中にノビ太君は居ました。

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奥さんの静ちゃんです。

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子供は双子でした。

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お昼ご飯でしょうか、花に集まる虫を捕るためかなり長い時間飛びまわっていました。彼はもう風切り羽が夏羽から冬羽に変わりかけています。

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湯川沿いでは高い立ち枯の木にノビタキが止まりました。するとどこから来たのかビンズイも同じ木に止まります。見ているとノビタキのいる枝に移り、少しづつ近づいて行きます。もしかして友達?。

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陽が高くなると木道を行きかう人も多くなり、木道はかなり揺れます。合間をぬっての撮影ですが、気が付けば下手な鉄砲を打ち過ぎて カウンターの数値も跳ね上がっていました。


見かけた友情出演の皆様。
ホトトギス、コガラ、ビンズイ、アカハラ、アカゲラ、アオジ、モズ、ノスリ、etc.

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Img_86782webe                      ヤマオダマキ

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『きずな君』

車のワイパーが首を振っています。

バードカービングをしている自然学習センターから車で程近い小さな池に、数日前コウノトリが舞い降りました。
明日はバードカービングの日。それでも教室が始まるまでの数時間は撮影が出来る!!と、超早起きをする事にしました。

早朝、霧雨が降っています。 止む事を期待して車を走らせ、到着すると更に追い打ちを掛ける事が。。。コウノトリは、い・ま・せ・ん・

「幸せ」を運んでくれる鳥だと言うのに、これまで2回空振りをしているので、会えなかったら3度目の「不幸」です。
雨は相変わらず降り続き、幸せをもらうにはひたすら忍耐が必要になってきました。

1時間程待ったでしょうか、大きな白い翼が上空に現れました!。初めて見るコウノトリです。

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「大変お待たせいたしました。礼 m(__)m 」 その様に見えるのは錯覚でしょうか。

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体は明け方からの雨に濡れ、何処で遊んできたのでしょうか翼は泥でかなり汚れています。水浴びでもして欲しいくらい。 でも贅沢は言えません、会えただけでもよし!ですから。

背中にはGPS発信機、足には冠が付いています。

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目のアイリングも、嘴の中も、喉の下も、足の指先も 真っ赤!。 

ゆっくりと池の周りを2周すると、今度は地上で餌を探します。
ヒメジョオンとシロツメクサの野草の花畠にやって来ました。

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足冠の色は、右足が黄・黒、左足が黒・赤、照合すると出身がわかります。
彼の名前は 『きずな』 雄。 今年の3月26日生まれの若鳥です。
千葉県野田市「こうのとりの里」から6月4日に放鳥されました。
どおりで魚捕りがまだうまくありません。

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きずな君は撮影する機会の「幸せ」を運んできてくれました。 なかなか会えなかっただけに、今回の撮影で少しだけ「きずな」が深まったように思えます。

繁殖期には、何処かで雌の放鳥と巡りあって欲しいものです。



【追伸 コウノトリ飛翔】

そうだ、今回は飛びものが無いと言う事に気が付きました。 ふと、居間の天井を見ると、コウノトリが飛んでいるではありませんか!!!。 そこでさっそくカメラを持ちだして至近距離でパチリ!。

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すっかり忘れていました。 我が家にもコウノトリが飛んでいたと言う事を。 もう20年以上も前から家の中を飛びまわっていたのです。

天井からつるされた木製のモビール、翼長90cmもの堂々たる成鳥です。下がっている紐を引くとゆっくりと優雅に羽ばたきます。地震の時は揺れ具合で震度計の役割も担っています。
年末の大掃除に羽の埃を払うのが私の仕事でした。
飛びものが撮れて良かった(^^)


【余談】
待ち時間の時のカメラマンとの話。 2週間程前、彼はコウノトリの居場所がわからずウロウロしていたそうです。出合ったパトカーに聞いてみると、「背中に矢の刺さった大きな白い鳥が居る、助けてあげて!」と110番が入ったので、ちょうどそちらに向かう所だと言う。
パトカーの先導でコウノトリには会えたのですが、今度は警察に撮影した画像を拡大して見せ、「矢では無く、あれはアンテナです」と説明することになりました。
こうして一件落着、パトカーは帰りました。 きっとこんな話は至る所であるのでしょうね。

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『小さくても最強!』

7月は幼鳥が独り立ちの準備をする季節。都会育ちのオオタカ3兄弟も元気に育っていました。
都会っ子はひ弱!なんて誰が言ったのでしょう、生態系の頂点に君臨するオオタカ、小さくても最強です。

23区の公園の森でオオタカが営巣して子育てとはびっくりですが、たくましくなった若鳥を見に行ってきました。1羽が高い梢の上で兄弟を探している様でした。

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もう1羽は?と言うと、地上の笹の陰で動いています。どうやら
独り占めで朝ご飯の最中です。 見える所に移動してみると・・・

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実はここに到着する少し 前にヒマラヤ杉の上で早朝の決闘があったというのです。オオタカの子供の一羽がカラスを襲い、取っ組み合いをしながら落下。更に地上でも戦いは続き、とうとうカラスを仕留めたとか。その戦利品が朝ご飯だとの事でした。

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バトルをして仕留めたのは体が一回り大きな長男でしょうか、その姿はもう親と見間違う程。 一人でもたまには獲物を獲れるという所を見せてくれました。
いつしかその周りに次男と三男がおこぼれにあずかろうと順番待ちをしています。交代はまだだめ!の時は、後ろを向いて餌を羽で覆い隠してしまいます。

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獲った者に優先権があるのですが、カラスに鳩ほどの肉がありません。よほどお腹が空いていたのでしょうか、兄弟は骨までしゃぶりつくしていました。

やがて食事タイムが終わるとお昼休み、こんな格好で寝込んでしまいました。

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しかしまだめったに自分では餌を取ることが出来ません。この日はセキレイにも狙いをつけたのですが、すんなりと交わされてしまいました。 がんばらなくちゃ~

もう少しすると、兄弟は それぞれ独り立ちの時期を迎えます。。。

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『な・か・よ・し』

今回はツミの雛達の話です。
ここのツミは数回前に登場したペアとは別、小さな公園に営巣したツミ家族の雛物語。

残念ながらお父さんは亡くなってしまいました。 母子家庭のツミです。
猛禽類では狩りをするのは雄の役目。居なくては子育ては難しいのでは、と思われていました。そんな中、お母さんは頑張って餌を獲ってきます。
そして子供達は大きくなりました。

この日 出会った雛は2羽、仲良し兄弟(兄妹)でした。

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何を話しているのでしょうか、いつも近くにいて一緒です。
どうやら 上手く飛ぶ方法を話し合っているみたいです。

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お母さんが餌を持ってきました。雛への受け渡しは素早い一瞬の出来事。
餌はムクドリの様でした。 もらった雛は、先ほどとは違っていっぱしの猛禽の姿。これだけは仲良く分け合うと言う訳にはいきません。

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数時間が経ちましたが餌を運んできたのは一度だけでした。 お母さんにとってはなかなか厳しい餌の調達です。 ありつけた雛はお腹いっぱい、どうやら昼寝の時間になった様でした。

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Img_0635web12           けしてヨダカではありません。

こちらは貰らえなかった一羽。 お腹が空いているのでしょうか、枯れた枝の中にいる虫を見つけた様です、盛んについばんでいました。 育ちざかり、お母さんから貰う餌だけでは足りないみたいです。

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しばらくすると、寝込んでしまった一羽の傍にもう一羽が心配してやって来ました。どうしたのか聞いているみたいでした。

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「なんだ、お腹いっぱいで眠たいだけかよ、心配したじゃないかぁ!」と言ったとか、言わないとか。


ここからは『小さくても猛禽』の顔です。

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この日は梅雨の合間、暑いくらいの午前中のことでした。

『父さん、僕たちはこんなに大きくなりました!』

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