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2016年3月

『江戸彼岸桜と名残雪』

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あいにくの曇り空でしたが、北本自然観察公園の銘木 江戸彼岸桜も満開になりました。樹齢200年、薄桃色から淡色に変わっていく小さな可愛い花です。

『彩の国 北本バードカービング展2016』が終りました。 この間 お忙しい中をお見えになった皆様ありがとうございました。また遠方から来館された方々にもお礼申し上げます。

近くの鴻巣上里の桜ニュウナイスズメも歓迎してくれましたので鳥撮りの人にもおもてなしが出来たのではと思います(^^)


今回のアップはカービング展告知のため載せられなかった10日程前の鳥撮り模様です。
『名残雪 名残ハギ』

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桜が咲くころなのに、前日の寒の戻り雨が山では雪に変わりました。峠に向かう残り1kmは名残雪道でした。でもこの日は快晴で眩しい日差し!。木々の枝に咲いていた雪の花もいつしか溶けていました。

ハギマシコはまだ飛んでいてくれました。30羽程と15羽程の群れに別れて鳴きながらやって来ます。 人は誰もいません。撮影が渡りの季節になってしまったのは、私の車は四駆なのにスタットレスを履いていません、なので雪解けを待つ事になったのです。

しかし去年の群れとは違ってかなり用心深く、木には止まるのですが、なかなか降りてきてはくれません。
しばらくすると、やっと柵に途中下車。普通群れにリーダーは居ないと言われていますが、この群れを見ていると、いつも餌を探さないで顔を上げている雄がいます。
そしてこの鳥が飛び立つと一斉に飛び去ります。暗黙のリーダーなのでしょうか。

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なかなか背景が雪になる様な所には降りてきてくれません。

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お昼過ぎ、木々の向こうの谷間を川に沿ってクマタカが飛んで行きました。 雪も解け、しばらく待ってももう群れの声は聞こえなくなっていました。。。

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『遅ればせながらの ヤマヒバリ』

出待ち時間が8時間もあるとか、日によっては二重三重の撮影人で場所が無いとか、背景がぐちゃぐちゃだとか、気の滅入る話しか伝わってきませんでした。
それでも名前も知らなかった珍鳥、滞在日数も残りわずかと思われるので超早起き深夜便で会いに行ってきました。 しかし鳥撮りの出来る日は最悪の連休最終日。。。鳥撮りには合わない夜更かし型の私でも今回はありえない2時半起きでした。

天気は薄曇りの絶好の撮影日和、意に反して人出は少ない感じです。 ヤマヒバリは気を良くしたのでしょうか、それとも渡り前の特別公演なのでしょうか予想を裏切ってかなりの頻度で出演してくれました。

それまで出てきたのは落ち葉の積もった野原ばかりだったのですが、お昼近くには苔の上にも出現、背景派としてはくっきりすっきりの最高の舞台となりました。 この場所は隅の木の根っこの上だったので乗った瞬間を撮った人は極僅か、飛んでいった後はスタンディング オベーションで数人から拍手が沸き起こりました。私もその一人、鳥撮りで初めての経験でした(^^)/

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黄色い眉斑と黒いマスクが対照的で凛々しい顔をしています。 それでも初めは3羽のカシラダカとの混群の中、更にカヤクグリも参戦して来るので一瞬しどれがヤマヒバリなのか判らずレンズを向けてしまいます。
顔はカシラダカ、体はカヤクグリと覚えると見分けが簡単でした。

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ヤマちゃんと言うぐらいですから、岩壁を登る事はお手のもの。

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午前の部 最終公演では可愛い声でチリリリリ・・・と鳴き声を聞かせてくれました。
もうすぐ北へ帰ります。


カヤクグリ、アトリ、共演の皆さんです。

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『奥多摩湖 後日談』
新しい知らせが来ました。 ヤマヒバリはここ2,3日姿を見せていないそうです。
大陸への渡りを始めたのでしょうか。 だとしたら舳倉島辺りで仲間と出会えたらいいのですが・・・




撮影日20日、後日談挿入日24日 【画像をクリックすると大きくなります】

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『営業中。 シマアジ 入荷しました』

アップするのが遅くなりましたが本日のお勧めは新鮮な「シマアジ」です。
ちまたでは東京での珍味は目黒のサンマか野川のシマアジかと言われているとか。刺身で良し、一夜干しで良し ?
いえいえ 鳥の名前でした。

魚と同じ紛らわしい名前ですが、この水鳥は古来から食べられていました。和名の由来は味がおいしかった事から、そして雨覆羽のシマシマの紺色がきれいだった事からこんな名前が付けられた様です。

国分寺崖線を源にして武蔵野台地を緩やかに流れる野川にシマアジが1羽迷い鳥でやって来ました。 数年前にも地元の秋ヶ瀬公園の池に羽を休めに来た事があります。 冬、ユーラシア大陸から南に旅する途中に迷ってまれに関東に飛来します。孤独に1羽、マガモやカルガモと一緒に餌をついばんでいました。

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普通小鳥達の撮影には影の出来ない薄曇りが良いのですが、水鳥だけは水面に映る青空が欲しいのです。でもこの日は残念小鳥空でした。

普段はカルガモやマガモと一緒に行動していますが、近くに来ると「あっち行け!」くとイビられます。それでも健気に一緒で離れません。 大きさはカルガモの半分くらいしかありませんが昔は貴重な食料だったのでしょう。

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カルガモと比べると大きさがわかります

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少し離れた所ではオナガガモがシンクロデュエットを何度も見せてくれていました。息もぴったし 尾羽も立派です。

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今年は桜の開花も早い様です。 もうすぐ北へ旅立ちます。。。




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『雪のベニヒワ』

と言っても バードカービングです。

夜半から静かに降り続いた雪は森の木の細い枝にも積もると、夜明けと共に止みました。 早朝にやって来たのは額の紅色が可愛いいベニヒワ雄と雌です。
そんな情景を彫ってみました。。。

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去年の『雪のオオマシコ』に続く 赤い鳥シリーズ。

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昔、まだ鳥に興味を持ち始めたばかりの頃、釧路湿原で100羽を超える赤帽子の大群に出合いました。 でも直ぐにこんなに多く出てくる鳥は”珍しくもない鳥”に違いない!と思いこんで写真も適当に流しました。
その時はキタキツネを撮るのに夢中でしたから。それがベニヒワとの始めての残念な出会いでした。

『あれから〇〇年!』(綾小路きみまろ風に読んでください)
神様は二度と劇的な出合いを用意してはくれませんでした。

・・・今回、そんな想いを込めて作りました。

今年も『北本バードカービング展 2016』が明日から2週間開催されます。

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北本自然観察公園内にある埼玉県自然学習センターでバードカービング制作に励んでいる「彩の国バードカービングクラブ・彩鳥会」の会員と講師の成川 治氏の作品、ヤマセミ、リュウキュウアカショウビン、イワミセキレイ、トモエガモ など野山の鳥、水辺の鳥、70点余りが展示されます。
■期日 3月13日(日)~27日(日) 午前9時~午後5時まで
     14日(月)休館   13日12時から  27日午後2時まで

■埼玉県北本市荒井5-200 埼玉県自然学習センター tel 048-593-2891

お近くの方、彩の国に鳥見に来る予定のある方、唯の通りすがりの方、おりましたらぜひお立ち寄り下さい。
公園の銘木 江戸彼岸桜や近くの川田谷の河津桜並木が見頃を迎えます。お花見にもどうぞ。

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『小さな猛禽 シマアカモズ』

このところの陽気で河津桜は葉がかなり茂ってきましたがいまだ健在、菜の花は満開、急に季節は変わり汗ばむ程。春爛漫です。 冬鳥たちは慌ただしく北へ帰り始めました。

それでもまだ居てくれました。今回は小さな猛禽 シマアカモズ。 日本ではユーラシア大陸から沖縄や南西諸島に渡って来て越冬します。 長旅の途中でナビの使い方を間違い迷ってしまったのでしょうか、東京湾沿いの川岸で一羽が冬を越していました。 関東では稀な鳥撮りとなりました。

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ここが彼の住まい。 超風光明美、住食接近、水道完備ガス見込み、ウオーターフロントで都心に近い一等地に構えて居ます。

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河津桜にはお花見に時々立ち寄ります。
今度はフライングキャッチで食料をゲットしてきました。 ミツバチの様です。

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川岸の花畑は食材も豊富、菜の花レストランは最高で朝食に飛びまわっていました。 彼にとっては『花より団子虫』の様です。

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同じ枝に時間差で止まりました。立ち位置を変えると背景も変わり季節も変るみたい。

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シンプルに黒いバックで撮るとくっきりと引き立ちます。小さな猛禽は可愛い顔をしていました。

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かなり人慣れしているようで傍に止まって接近戦を挑んできます。 どこかあどけない顔を残している彼は頭の色も薄茶系で、まだ若鳥の様でした。

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いっぱい食べてエネルギーを貯め込んで、今度は迷わず大陸に戻ってください。




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『・・・や 兵どもが夢の跡り。  字あまり』

その話を聞いても、鳥撮りは更に翌週の日曜まで待たねばなりませんでした。

田園に集結しているアトリ(花鶏)の大群は5万羽とも8万羽とも言われ、飛ぶ時の羽音は地響きがする、飛ぶ姿はまるで竜巻を見ている様だとも言われていました。

撮りに行かなくては! 休日が来るのをひたすら待っていると・・・不安が的中してしまいました。 突然、数万の大群が姿を消した! と言う知らせが舞いこんで来たのです。
数年前、地元の公園に200羽程のアトリの群れが来た時も数日後には忽然と姿を消したので心配はしていたのですが。

なぜこんなに集まったのでしょう、そして何処に消えたのでしょうか。 わずかに残るアトリの群れを求めて栃木県鹿沼市の田園に行ってきました。

もはや『兵どもの夢の跡』かと思われましたが、まだ数千羽程の最後の精鋭部隊が何か所かに別れて展開していました。少なくなったとは言え飛び立つ時の羽音は重低音をボリュームいっぱいにして聞いている様。

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青空を乱舞するオレンジと黒と白の花(鶏)。 何処を見ていいのか、何処にレンズを向けていいのか、数の多さにありがたみは消えそう。

これが「アトリのなる木」
満開の盛りの季節は過ぎ、先端に少しの花を残すだけとなりましたが、それでも押し寄せて来ると枝は鈴なり状態となります。

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Img_8063web6           花鶏が咲いてます。

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回遊コースは、アトリのなる木から近くの電線に移り、田んぼに舞い降りて食事、がお決まりパターン。数は多くても警戒心が強くて少数が飛び出すと直ぐに群れ全体が飛び立ちます。ハヤブサが群れに向かって突っ込んで来るので警戒しているのでしょう。

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去年の秋、東北・関東を襲った集中豪雨でこの辺一帯も河川が氾濫。田の稲は穂を付けたまま水に浸かり放置されることになりました。その稲穂を食べにアトリが集まってきたのです。
しかし、どうやって地方に散らばっていた数万ものアトリ仲間に情報がいき渡ったのでしょうか、謎は深まるばかり。

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ご飯はもう お腹一杯 おかずも欲しい! 「お米もいいけど野菜もね!」?
いえいえ、食生活のバランスを考えて炭水化物の他に畑にいるタンパク質の採取でした。

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数日後、そして誰もいなくなった。。。 最後の兵たちも姿を消しました。

日本では越冬に来る飛来直後や繁殖地に戻る直前には数万もの大群を作ることがあるそうです、アトリの群れは北帰行を始めたのでしょう。
この地からの飛行コースは山形辺りに抜けて日本海を渡り遥かシベリアへと向かいます。

弥生三月、もう春です。

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