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2015年7月

『アオゲラの雛 巣立ちの時!』

朝、巣立ちの瞬間を待っていました。
アオゲラが営巣してから1ヶ月以上が過ぎて行きました。雛が顔を出してから数日、やっとその時がきました、しかも幸運な事に休日です!。

しかし到着する時の早朝に長男と次男は巣立ちを終えていました。今、巣穴から顔を出しているのは三男と四男or長女です。親はしきりと巣立ちを促しているのでもうすぐでしょう。

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△三男  ▽四男or長女

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雄親が巣穴に戻ってきました。巣穴近くに止まると盛んに鳴いて知らせます。雛も絶えず鳴いて食事をせがんでいます。
よく見ると親は餌を一度消化してペースト状にしたものを口移しで与えています。アカゲラの様に餌の原形を留めたままはあげません。 おそらくアオゲラの餌は昆虫でもアリなどが主なのでそうしているのでしょう。

そして、不意にその時はやってきました。雄親が上から降りてきて最後の餌を与えると、それが合図かの様に雛が巣穴から身を乗り出してきました。

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巣穴から外にこぼれる様に全身を投げ出しました。雛は落ちそうになりながらも羽ばたいて持ちこたえると身体を反転させて飛び出しました。巣立ちです!。
低空の円弧を描きながらも反対側の桜の木まで20mを初飛行。幹に張り付くと安心したのかそのままの姿で固まった様に動きませんでした。足を広げて踏ん張った姿が何とも可愛い!。

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10分ほどそのままだったでしょうか、ようやく意を決すると天辺まで登り、やがて力強く飛び出してかなり長い距離を飛んで消えていきました。

後に残された雛には母親が直ぐにフォローをしていました。あと1羽と思ったのですが、どうも違うようです。よく見ると黒い雛と薄い雛の別個体が居ます。どうやら5兄弟だったみいです。

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Img_0415webs10_2          (そして・・・数日後、この雛達も無事巣立って行きました)


貴重な瞬間と出会えた日でした! 感謝です。


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『平家物語』

栄華を極める源氏の時代は短く、終わりを告げるとその後を平家が地道に長~く受け継ぎます。 主役は『光平家』
?それを言うなら『光源氏』の間違いでは。それに歴史の流れも違いますけれど。

いえいえ、あの源氏物語に出てくる光源氏の話ではありません。これは平家蛍の『光る平家』の話ですから。
蛍と言えばゲンジボタルが有名、でも美男美女は薄命、梅雨時までの短い政権です。ヘイケホタルは7月から8月いっぱいまで見られます。歴史と違って夏まで永く栄えるのは平家でした。

近くの自然観察公園の湿地で自然繁殖したありのままの蛍が見られます。この日はバードカービング教室がある日、終わってからが第二部の蛍の光の始まりでした。 ブログのコメントにひまわりさんが蛍を見に行ったと書いてくれたので思い出しました。
『そうだ ホタル行こう!』

この日は不思議な日没までの時間でした。雨も降らなかったのに南東の空には虹がかかっていました。

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沈みゆく太陽も、お尻を特別光らせてくれました。

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ここで見られるのはヘイケボタル。ゲンジボタルより小さく光も弱いのですが、小道の水辺でイルミネーションの様に黄緑色の光を頻繁に発光してきれい。 
ゲンジボタルが流水を好むのに対し、ヘイケボタルは池や湿地、田んぼに生息するのでここの環境に適したのでしょう。 餌となるタニシやモノアラガイもいます。

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ゲンジボタルは明かりも大きく点滅もゆっくり余韻を残すのに対して、ヘイケボタルの明かりは小さく点滅が頻繁です。
同じ所に留まって光ることが多く、ゲンジの様に乱舞はしてくれません。そこがちょっと撮影者泣かせでもあり奥ゆかしい所なのですが。

時間も遅くなってきた頃、ゆっくりと浮遊するかのように光が舞い上がっていきました。 近くを飛んでくれたのでやっと光の航跡が撮れました。
画像の中の光の線の強弱は、発光した間隔を表しています。

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闇の中にカメラを向けてひたすら撮っていると時間の立つのを忘れます。気が付けば辺りには誰もいません。涼を求めて来たのにかなりの汗です。優雅に蛍を見る機会が無かったので、結局次の日も仕事が終わった後に行く事になりました。

里山の開発や農薬散布でなかなか自然な姿が見られなくなった蛍。夏の夜の風景としていつまでも残しておきたい身近な「蛍の光」です。

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『白い色から黄色の高原へ』

長雨の後はいきなりの猛暑! ジリジリと肌を刺してくれます。 呼吸をするだけで目まいがしそう。 休日は何処か爽やかな所で過ごしたい・・・今頃高原の花畑は衣替えをしている頃。
4時に家を出て今回はニッコウキスゲとノビタキを撮りに走りました。遠くても何度も通う道、回数券が欲しくなります。

8時到着。2週間前に高原を埋め尽くしていた白いコバイケイソウの丘は見事に黄色のニッコウキスゲに姿を変えていました。誰が魔法をかけるのでしょう、鮮やかです。

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ノビタキは遠くの黄色の上を飛びまわっていました。ひたすら近くにやって来るのを待つのは期待と忍耐です。

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ニッコウキスゲの中にある一本のシシウドの花に雄が止まっていました。 この花は見晴らしも良く餌場のお立ち台の様です。何度も飛び出しては虫をフライングキャッチしていました。

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シシウドに止まる時は真上から急降下してきます。あわやと言う時に両翼と尾羽を目一杯に広げて急ブレーキ、体を反転させて止まります。

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ちょうど朝食タイム、ひと休みするとまた空中戦に挑みました。

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前回は無防備で激・日焼けになりましたが、考える人、今回は学習効果があります!。長袖シャツに日焼け止めクリームにナトリウム飲料水を用意して準備万端。
いざ花畑へ!と思いきや、ぼ、帽子がありません。確かめた時に入れ忘れた様でタオルをバンダナ風に巻いてしのぐ事にしました。学習効果の無い懲りない人です。

至近距離で雌がロープに止まっては草むらに何度も消えていきます。二番子の子育て中かもしれません。 道からすぐの斜面に巣の入り口が見えました。でも餌も巣材も運びません。抱卵にしては何度も巣を空けます、不思議。

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こちらの山は急な道を登ります。ニッコウキスゲの斜面でホオアカが子育ての真っ最中でした。虫をくわえては草むらの中へ、この白い枯れ木の傍に巣がある様です。

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気が付けばお昼は過ぎていました。撮影には不向きな真上からの日差しが照りつけてきます。 焼きトウモロコシを食べながら暑い下界へ帰ることにします。

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『二つの池の翡翠』

♪雨が空から降れば 思い出は地面にしみこむ 
雨がしとしと降れば 思い出はしとしとにじむ
しょうがない 雨の日はしょうがない・・・
昔 六文銭が歌っていました。

休日だと言うのに朝から雨です。出来れば貴重な休日鳥撮りの日だけは降らないで欲しかったのですが しょうがない、雨の日はしょうがない。

なので久々にゆっくりとブランチです。今日はバードカービングをしようと思っていると、雨雲に切れ目が見えてきました。
気が付いた時には車を走らせていました。まだワイパーは振れています。 今日は近くの二つの池のカワセミを見る予定だったのです。

郊外の小さな公園に着くと、枝に止まってスタンバイOKで待っていてくれました。カワセミもやはりブランチの様です?。

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カワセミの背中の鮮やかなブルーの色、実は羽1枚のほとんどはグレー色で先端だけ極数ミリがコバルトブルー色なんですよね、密集するときれい!。  そんな話をしているとダイブを始めました。

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お母さんは魚を取ると巣穴のある方に一直線に飛んで行きました。二番子を抱卵しているのかもしれません。


二つ目の蓮池では雨粒が水面を打つのが見えるほどです。 今年はいつもより蓮の花の見頃が一ヶ月ほど早くなっていました。
シャワーヘッドが止まりやすいのでしょう、なかなか蓮の花には止まってくれません。

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この春生まれた子供は全身の色がまだくすんでいます。もう親が子供を縄張りから追い払う子別れの儀式が始まっていました。
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カワセミが葉の上でバタバタともがいています。大きな魚を取ったのですが、よく見ると魚にくちばしが突き刺さってしまいました。  雨では水面が波立って魚が見えないのではと思ったのですが杞憂でした。

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降り続く雨ではカワセミの出演も少なく、今日は下調べと言う事で早めの撤収です。
また近日中にトライすることにします。  雨の日はしょうがない・・・



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『コバイケイソウの咲く高原へ』

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休日の早朝、窓を開けると爽やかな風が体を包みこみました。青空が広がっています。?天気予報では今日は曇り時々雨のはずなのに。
これは山に行けと言う啓示に違いない!と、急遽予定を変更して3時間半程の高速・山岳ドライブに行く事にしました。しかし予定外なのでお気楽ご近所仕様で服は半袖、これが最後に響くとは。。。

出遅れてもしっかりと途中で食糧の仕入れ。定番はドトールでミラノサンドとコーヒー、セブンでお昼のおにぎりと飲料水。高原には普段より2時間ほど遅い到着となりました。

山は一面コバイケイソウが盛りを迎えていました、今年は当たり年のよう。辺りからはノビタキのさえずりが盛んに聞こえてきます。雛の声もするのでもう巣立ちをしたみたいです。

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待っていたかの様にノビタキは飛んで来てくれましたました。白い花や大きな葉に止まるとモノトーンの姿が溶け込んで一段と引き立ちます。

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一羽のノビタキが飛んで来ると石の上に降りました。 胸を張って凛とした姿で辺りを見回しています。 この姿勢、私には氷山の上のペンギンにも見えてきます。

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こちらのノビタキは子育て中で雄雌ともに巣に帰って来るのですが餌は運びません。雛の声も大きく、どうやら巣立ちを促しているようです。羽繕いなどをして長~い時間リラックス。

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100m以上、遥か遠く、肉眼では見えないくらいの所で巣立ちをした雛に餌を与えるお母さんの姿がありました。 遠すぎてライブビューにしてマニュアルフォーカスで合わせてもピンがきません、雰囲気で見てください。

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珍しくホオアカもコバイケイソウの花の上に止まってのど自慢。よほど調子が良かったのでしょうか自ら拍手!

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Img_7050web          この一画だけはまだレンゲツツジが残っていました

富士山にはコバイケイソウがよく似合う。 ノビタキとのコラボレーション。

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山を下りて気が緩んだ頃、激しく日焼けをしている事に気がつきました。腕は表と裏では完全なツートン。顔も熱を持っているみたいです。長袖が必需品でした、油断していました!。




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