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2013年7月

『黄色に染まる高原へ』

Img_6243web2_3          早朝の山麓でひと休み。

「花咲く高原へ」で真っ白に染まった山肌が今度は一面黄色に覆われる頃。。。
バードカービングの予定日が空いたのでまたまた、花がらみのノビタキを撮りに夜明け前から車を走らせました。

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何処まで見渡しても山はニッコウキスゲで黄色に染まっていました。
白から黄色への変身は、まるでマジックを見ている様な不思議さ。
ため息の出るほど今年は花の当り年でした。

黄色の波の中をノビタキが飛び交っています。

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こちらは雌。

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Img_7349web          飛んで火にいる夏の蜂


ホオアカはお立ち台でしきりに鳴いていました。

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育児中のノビタキは2ペア。
このペアは仲良し。 キスゲの下に巣があるらしく雛の声に応えて頻繁にえさを捕って来る働き者でした。

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見ていると止まる花にはそれぞれ好きな場所があるようです。でもここは二人とも大好き。

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ニッコウキスゲとノビタキを撮った丘は2ヶ所。
気がつくとかなりの時間が過ぎていました。 さわやかなのに日差しは強く肌はヒリヒリ!
逆光にもなってきたので山を降りることにしました。

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高原はニッコウキスゲが終わると、これからヤナギランを咲かせます。



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『盛りのコマクサ、名残りのワタスゲ』

今回は高山植物の話です。鳥は出てきません、いや、最後にかなり出てきます(;゚∇゚)

ずっと昔の事。山岳のお花畑一面に咲き乱れていたワタスゲの写真を見て感動しました。 でもそこは北アルプスを縦走して山小屋に連泊しないと行けない、日本最後の秘境と呼ばれる「雲の平」。

魅せられても体育会系で無い私はすぐにあきらめ、お手軽ワタスゲを探し続けました。(あれ、結局それかい、と言う声もありますが・・・)
会津駒止湿原、尾瀬、苗場山などなど。今回は草津白根山のワタスゲです。
でも白根山と言えばコマクサでしょう! と言う訳で二兎追うものはの例え通り、時期を待っていると コマクサは最盛期、ワタスゲは盛りを過ぎた名残の穂でした。

白い綿毛は残っていました。 弓池のワタスゲです。

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Img_6964enweb_3          綿毛が風になびいています。正確には花ではなく花穂。

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Img_7058web          一面に咲く野の花が好きです。


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さわさわと揺れるワタスゲを見ていると、日常とは別のゆっくりとした時間が流れていくようです。
ハンドルネームのワタスゲは雲の平のワタスゲ写真集を見た時の印象から付けました。

野原のワタスゲが揺れていると思ったら、現れたのは花畑の中で営巣して6羽の子供を育てていたカルガモのお母さんでした。

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一家はワタスゲの咲く草原をゆっくりと散歩。子供達はひとり立ちをする教育を受けていました。

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街ではスズメやツバメが住宅難だと言うけれど、避暑地の池糖に住むカルガモ一家は悠々のワイルドライフ。 何ともうらやましい環境です。
この猛暑、出来たら私もシーズン渡りをしたいです。でも移動は動力で。


本白根山周辺の4時間散策コースは普段から鍛錬していない私にはかなりの山登り。 ハイマツの岩場を抜けると急に視界が開けてきて今回のメイン、コマクサの群落が出迎えてくれました。

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岩場の斜面、ガレキの厳しい環境に咲く薄紅色の姿は可憐で清楚、高山植物の女王と呼ぶにふさわしい美しさです。

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ここのコマクサを守り育てているのは地元の中学生達でした。

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旧火口の淵を巻いて歩いていると、はるか遠くに動く気配が。何?

本白根山展望ピークでは登山者が思い思いに休憩中。その真下の岩場ではニホンカモシカの親子が崖を登っていました。(画像の中、小さな赤いマル点の付いているところ)

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Img_7185web_3          拡大すると、ここです。親と子供2頭でした。


ところで鳥は?
お待たせいたしました、いよいよ鳥の登場です。
見た主な鳥達は、ヤマセミ、フクロウ、オオルリ、キビタキ、アカハラ、コマドリ、ミソサザイ、アオゲラ、ウグイス、カッコウなどなど見切れませんでした。


遭遇したのは中軽井沢から草津方面に曲がる角近辺。
信号待ちしている時に偶然に目に飛び込んできたのです。これは撮らなくては!。

Img_3160web1          初めにヤマセミ ゲット!

Img_3163web2_3         続いてフクロウ

Img_3152web5          オオルリ

Img_3154web3          アカハラ

Img_3453web7_2           コマドリ

Img_3452web8_2           ミソサザイ

Img_3155web4           メジロ

Img_3161web6_6           ツグミ

中軽井沢商店街のそれぞれのシャッターに描かれていました。 早朝か休日に通ると見る事が出来ます。
一度にこんなにもの鳥達に出会えるなんて、い~い鳥見でした!。



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『ミソッチのお宿と雀のお宿』

谷川で、ミソサザイが止まってくれたらいいなぁと思うアーチ状のコケを見つけました。 やってきてくれた時の絵コンテを頭に描きながら待つことにします。

ミソッチは人懐っこく何度も近くに現れてはさえずりをお披露目してくれるのですが、狙いのアーチコケには簡単には来てくれません。

それでもやっと思いが通じました。

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やはりミソッチにはコケがお似合い。見ているとそのコケをくわえては何度も谷川に向かいました。

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川の中にある大きな岩、そこに生えたコケが川面に向かって大きく垂れ下がっていました。 その密集したコケの中に穴を作り、更にコケを頻繁に運んでいるのです。
それはコケの塊の中に作った巣穴でした。
外装用のコケと内装用のコケは別物なのでしょう。

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見られそうで見れなかったミソッチの巣。風が吹くとゆらゆら揺り籠になるのでしょうか、「空中楼閣」ですから。


一方こちらはスズメのお宿。
ここ数年スズメの数が極端に減少しています。
原因のひとつは住宅難。山には住めない鳥なので、街の住宅の気密性が高くなると隙間が無くなり巣作りができません。

スズメとスズメバチは文字が似ているからいいか?と言うわ訳ではありませんが。何と直径40cm 程の球状のスズメバチの巣にスズメが営巣しました。

キイロスズメバチの巣は女王蜂が生まれると新しい巣を作るために空になります。
住宅難のスズメ夫婦にはリニューアルできる格好の借家だったのでしょう。
中をくりぬいて広々とした居住空間を確保しました。

しかし人生いろいろ。雀生いろいろ。
いつ災いはやって来るかわかりません。

6月、抱卵中に哀れスズメバチの巣は地上に落下して粉々に崩壊してしまいました。
欠片の中には、無傷のスズメの卵がひとつだけ残されていました。

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彩の国・北本自然観察公園 自然学習センターの軒下。キイロスズメバチの巣に営巣したスズメのお宿でした。
耐震対策はしていなかったのでしょうか。



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『花咲く高原へ』

白い花、赤い花と遊ぶノビタキを撮りに花の高原へ行って来ました。

早朝、山道を走っていると道路脇にちょっといい風景を見つけました。
バックが嫌いな私でも、行き過ぎたのでここはバックしてパチリと切り取り。
トットロ トトロ トットロ・・・猫バスが走って来そうな茅葺きのバス停です。

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バス停の脇にフキを傘代わりに持ったトトロが立っているのが見えるでしょうか?
蓼科町立スマイル交通、やるなぁ。 こういうの好きです。

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山のお花畑は360度全面見事に花で埋め尽くされていました。
白く咲くのはコバイケイソウ、赤く咲くのはレンゲツツジ。これほどの見事さは近年見たことがありません。
その美しさにレンズを構えるのも忘れて見とれていました。

登山道の脇でコバイケイソウに止まるノビタキを待つことにしました。
白い雪のような花に止まる黒いノビタキは幻想的。

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ノビタキのペアはこの近くの花の下で子育ての最中みたい。お母さんは頻繁に餌を運んでいました。

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レンゲツツジが咲き乱れているのはここから一山越えた高原。
燃えるようなレンゲツツジの中、散策しながらノビタキを探します。

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ここではノビタキの雛が巣立ちをして飛んでいました。

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ホオアカは餌をくわえて子育て中。

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白と赤、やがて半月もするとここは一面黄色に変わります。
それが終わると薄紫のヤナギランも咲き始めます。
高原は花と鳥の季節を迎えました。




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【追伸】
ここまで見てくれた人に送る「嘘のような本当の話」

佐久ICを降りてコンビニ・セブンにおにぎりを買いに寄ったと思ってくださいな。
購入後、若いアルバイト風の女店員に聞きました。
「道路地図はありますか?」
『とろろ汁?』 『ありません』
(? 何言ってるんだ、こいつ)

「道路地図!」
『とろろ汁?』

(だからぁ)
「ド・ウ・ロ・チ・ズ!」
『ト・ロ・ロ・ジ・ル?』 『ありません』

なんでこうなるの!

するとそれを聞いていたベテラン店員が言いました。
『地図はそちらの横に置いてあります』
(わかってくれているじゃない)

滑舌が悪かったのか、若いアルバイト店員の思い込みか強かったのか。
その後も彼女は普通に『え~っ、とろろ汁、あるのぉ?』と、まだ不思議そうな顔をしていました。

END

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