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2013年1月

『烈風の中のハイイロチュウヒ』

毎年必ず撮りたい鳥のひとつがハイイロチュウヒ。
冬の空を悠然と飛ぶ美しい姿を見ると虜になってしまうのです。

いつもは夕方の「ねぐら入り」を撮っていたのですが、今回は明るい時に撮りたいと朝からの撮影出勤になりました。

しかし、ハイイロチュウヒの狩場に着いてみると強風を超えた烈風が吹き荒れていました!。
さすが「かかあ天下と空っ風」、頬を張り倒して唸りをあげて走り抜けて行きます。
近くの撮影者のカメラが風に煽られ三脚ごと倒されました。望遠レンズが割れ、泣くに泣けない話。

ハイイロチュウヒは午前中に風の具合を確かめるかの様に遠くを飛んだ後、荒れ野に降りたままそれっきり飛んではくれませんでした。
「それでもトビは飛んでいる、何でお前は軟弱なんだ!」と独り言。

お昼過ぎ、やっと飛び始めました。
しかし風上に向かう時は遥か遠くを飛ばれ、Uターンして風下に向かう時は風に流されてまるでツバメの様な物凄い速さ。カメラが追いつけません。

Img_18612web          遠くの雪山を背景に飛ぶ

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Img_99583web          ハイイロチュウヒ雌

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午後は予定を変更して葦原に移動。「ねぐら入リ」を見る事にしました。
今回は前に来てめぼしを付けておいた葦原の外れにスタンバイ。
そこが新しいねぐらでした。

4時半、遠くの空に2羽のハイイロチュウヒが戻って来ました。塒入りの始まりです。

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日没前、大陸型チュウヒも帰還、あたりを悠然と舞います。

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日没後の5時半。 ミルク色のかすかな明かりを残す西の空にまたハイイロチュウヒの雄が帰って来ます。

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やがてゆっくりと闇が辺りを覆いはじめカメラの限界を超えてしまいした。
しかしまだ次々と帰ってきます。ここにも雌が2羽。
ねぐらに入る時は羽を全開にしてブレーキ、ひらりとひねって舞い降ります。

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いつしか東の空に大きな月が上がってきました。
ちょうど今夜は十五夜の月。 お月見をしながら帰ります。。。

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『夜勤明けのトラフズク』

『あ~ぁ、夜勤の食料調達の仕事は寒くて辛かったなぁ・・・さぁて寝るとしようか。

何でギャラリーが居るの?』 とトラフズクの独り言。

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Img_1493web_4                      オレンジ色の虹彩が開いてまん丸な瞳!

トラフズクが渡ってきました。
人目に付き難い常緑種の木の中がねぐら、道を挟んで2羽の小集団。
しかし休日の今日はバードカービングの日、撮影に行ける日にちがありません。
可能性はカービング教室の始まる前の早朝の短い時間のみ、それでも決心して撮影に行く事に決めました。

朝6時過ぎ、まだ暗い中を出発。途中で鳥友のAさんと落ち合い300mmズームのホタル石レンズを貸してもらうことにしました。私の持っている500mm望遠では近すぎて焦点距離が合わないのです。

現地に着いてみると、一羽は完全に葉隠れ。もう一羽の撮影出来る場所は狭くて3人程でいっぱい、しかも細い枝が2本被っている。
場所を決めると、もう移動も出来ずに手持ちの定点撮影となりました。

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夜のお仕事が終わり陽が昇る頃、トラフズクは就寝タイム。寝る前の羽繕ろいで時おり見せる仕草と表情はトラでは無くまるでネコみたいでした。
  

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今回アップしている全ての画像は後姿。首だけを180度回転させてこちらを見ています、左右180度振り向けるので360度が見えるのです。

人の声には無関心だけれど犬の声には目を見開き、やがて耳(羽角)が立って警戒してきました。

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しばらくすると動きがゆっくりとしてきました。
こちらも腰を落として下から屈みながらの撮影、さらに使い捨てカイロを忍ばせても手足が寒くて感覚が鈍ってきました。
トラフズクも完全にお休みモードに入ったみたい、ストレスを与えないためにはちょうどいい時間です。

一路、車をバードカービングのある北本自然観察公園へと走らせました。
今回もまた遅刻だ!  道々言い訳でも考えよう。

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(トラフズクは新聞に記事が掲載されたので、アップすることにしました)
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『初雪』

朝の雨が昼前から急に雪に変わって積もり始めました。
激しく降り続く「初雪」です。

雪ならば近くで鳥の雪がらみを・・・と思ったのですが、横殴りの雪に二の足三の足。
家の中で丸くなっていました。
カービング展も近いので、今日はバードカービングに精を出す事に。
今製作中はコマドリのペア、近日公開予定です。

Img_13902web1b           ベランダの手すりに現れた雪ダルマ

前日はすばらしい快晴。 鳥友のKOさんがオオマシコを撮りたいと言うのでご夫妻を案内して再度遠征に行ってきました。

そこで今回のサブタイトルは
『他にネタは無いのか またまたそれかいオオマシコ』 (;゚∇゚)
もうお腹いっぱい、と思われるので、しぶーい脇役の登場です。

カメラのフレームの視野に何か入りました。
風に飛ばされた茶色い枯葉の様な感じで、ゆっくりと歩いて来るのです。
そして片隅でかなり長い時間動きが止まったまま、丸々と固まってしまったようでした。
何か場の空気を読んでいるみたい。

「君は誰・・・・・・カヤクグリ?」

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さっきまで華々しく響いていたシャッター音が急に止んでいました。

『はい、いつか主役の座を張りたいと苦節○年。やっとお立ち台に立てるチャンスが巡って来ました。
私も華々しくカメラのシャッター音のシャワーを浴びたいのですが・・・
それでは、ごめんなすって。ずずずい~っと、前をごめんなすって』
と彼は他の鳥達のドサクサにまぎれてお立ち台への坂道を上がって行きました。

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オオマシコが下に舞い降りた隙を狙ってエッチラオッチラ・・・
ついに主役のお立ち台にしぶーい脇役 カヤクグリが登りつめました。

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「いよっ!銀ちゃん 階段落ち。鎌田行進曲!」


と言う事で、今回の脇役は、お腹いっぱい赤い鳥。

また逢う事が出来ました!
スカイツリーのタワーの天辺に飛んできたのは、前回「逆さつりの萩の実の食べ方」の特技を見せてくれた彼女。 
目の下の泣きボクロがチャームポイントです (*゚ー゚*)

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もう一人の主役には朝一番で群で会えたのですが、高い木の上で枝被りの空抜け状態。 下に降りるのをじっと待っていたら、谷の方に飛んでいってしまいました。
残念!

楽しみは来年に持ち越す事にします。


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【カヤクグリ名前の由来】
高山地帯に住む日本固有種。
古名は「カヤグキ」。「クキ」は潜るの意味で、高山の潅木の茂みの中に潜るようにして生活する事からつけられたとか。
「カヤ」はハイマツなどの針葉樹を意味していたと思われる。(鳥の名前から)

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『赤い鳥 そのⅡ』

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さらに雪道を登っていくとまだ足跡の無い新雪の所に出た。ここで待つことに・・・
しばらくすると15、6羽の大群がやってきてくれました。この群の大半は雌。
今回のアップは可愛い雌の特集です。

「赤い鳥小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実を食べた♪」
いえいえ、彼女達は山際に生えている「萩の実」を食べに来たのです。

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撮影者は眼中に無く、たわわに実った萩の実を夢中で食べていました。

その中に茶系色のひときわ目立つ若い雌がいました、彼女が今回の主演女優です。
他にも何本もの自生した萩の木にたくさんの実がなっているのに、彼女はあえて一本の今にも切れそうな細い枝にこだわって止まって見せてくれました。
技と可愛い仕草をごらんあれ。

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そしてついに・・・こんな技で食べ始めたのです。

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群はお腹がいっぱいになると山の奥に消えていきました。

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かわいい総選挙に「オオマシコ雌」一票追加です。


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『年の初めは 赤い鳥』

2013年 元旦。 今年が良い年になりますように。。。
年の初めのアップは赤い鳥をお届けします。

連日の寒波。 天気予報では休日は雪だるま。
雪の中の赤い鳥を探しに遠征することにしました。
(年も押し迫った時の出来事)

雪がらみの鳥の撮影は絶好だけれど車で行くのは大変。
冬眠してしまいたいような寒さの中を気合で起きて、夜明け前の闇の中を出発。
山道は四駆にチェーンを巻いて走る覚悟。

さらに車を降りてから登りの雪道を1kmほど鳥を探しながら歩かなくてはならない。

現地に到着すると登り道の林道は昨日降った雪が凍ってアイスバーン状態。
滑って転んでもカメラとレンズだけは守らなくては\(;゚∇゚)/

登り道を慎重にゆっくりと歩いて行くと木の天辺に2羽の姿を確認。
どうやら偵察隊らしい。
しばらく待っていると5~6羽の群が谷間の水場に降りてきました。

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何年かぶりに出会えた雪の中の「オオマシコ」

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オオマシコが舞い降りてくると辺りの景色が一変して華やかになる。
雪の白さと対照的に雄の赤が鮮やか。

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雪の上を跳ねながら歩いてえさを探す。
白の中に紅一点、でも雄です。

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雌は黄からオレンジ、赤系までが交じり合って優しい色合い。 う~ん、好みです。

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さらに雪道を登っていくと稜線が切れて視界が開けてくる。
すると待っていたかのように15、6羽のオオマシコの大群が目の前に現れました。

この群は雌が多い。
人が居てもかまわず餌を求めてかなり近づいてくる。

陽が出てきて雌の微妙な色合いに光が当たってきれい。
やがて萩の実を求めて可愛い姿と芸を披露してくれました。

(この続きは・・・次回にアップします)



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