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2012年10月

『雨のマヒワ』

近くの湖岸に冬鳥のマヒワが大陸から渡ってきた。
秋色の鳥を撮りたい。
先週撮れなかったマヒワ、しかも50羽ほどの群。 これは行かなくてはならない。

マヒワの群れはハンノキやダケカンバの種子を食べに来る。
しかし日曜の天気予報は曇りのち午後から雨だという(ρ_;)。

朝起きると、今にも泣き出しそうなどんよりとした空模様。
湖に着くと雨が降りはじめてきた。 「うそぉ、早すぎる!」
雲の切れ間も見当たらず、しとしと降り続きそうな休日の雨の朝。
やはり今年の鳥運はもう使い果たしてしまったらしい。

かなり大きなマヒワの群れは上空を旋回をしながらハンノキを渡りあるいて(?飛んで)いく。
自然界の出会いは待ってくれない、今日が雨だから来週という訳にはいかない。
傘を差しながら、片手で三脚に取り付けた望遠レンズとカメラを構える。
不自由で確実にチャンスロスだけれど、日曜鳥見人には仕方が無い。

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こちらは雌。 背景の土手の緑がぼけてスクリーンを置いたみたい。

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こちらは雄。 いぜん雨は止まず薄暗く、絞りを開いても、補正をしてもISOを上げてもシャッタースピードが上がらない。 でも、どうにか黄色を出す事が出来ました。

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夢中でハンノキのマツカサの中から種をついばむ。

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  Img_6205web          雄と雌。

しばらくすると群は地上に落ちた種を探し始めた。群れで移動するので先頭が地面に降りると全員が同じ行動をする。
地上では絵にならないなぁ、と思っていた時、何処からともなく猛禽が低空飛行で現れてマヒワの群れの中に突っ込んでいった!。
ちりじりになって逃げるマヒワ、追いかけるチョウゲンボウ。

やがてマヒワ狩りに失敗したチョウゲンボウは、その後モズを捉えて朝食にしていました。こうなると群れはしばらくは戻ってはきません。

雨のマヒワ。贅沢に(ρ_;)撮影者は一人。
体も冷えてきました。
今日はプラス思考で「良し」としましょう、帰ることにします。


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『かごの鳥』

「ルーク、助けて!」
悪のダース・ベイダーに捕らえられたレイア姫を助けなくてはならない。
「私をここから出して!」とレイア姫が言う。
これはスターウォーズ?。

身動きのとれない窮屈な木の鳥かごに閉じ込められたレイア姫、いや一羽のカナリアが救いの手を待っている。

TV番組「ちい散歩」、好きな番組なので録画で見ていました。
天国まで散歩に行ってしまった地井武男に代わって、今度は加山雄三の「ゆうゆう散歩」とあいなりました。

彼が三軒茶屋を散歩していた時に一軒の木工雑貨のお店に立ち寄ったのです。
そこにあったのが、この鳥かごに入ったカナリア。
チェコ製で木で作られた鳥と鳥かごの『知恵の輪!』だと言うからびっくり。

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それを手に入れてもらった。
同封のカードには「私を鳥かごから出して!」と書かれてあった。

かごは窮屈で隙間も無く、回転すら一苦労、二苦労。逆さまなんて三苦労。
羽は唯一同時に回転する。
鳥かごはわずかに間隔毎の隙間が違っている。
かごは上下が外れる訳ではない。あくまでも『知恵の輪』なのだから。
その程度しかわからない。

こんな風にもなる。 尾羽が出た!

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こんな風にもなる。 天地逆、寝ている場合ではない。

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おおっ、半身が出ている。もうすぐ救出成功?

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と思いきや・・・出ない。

うーん、何度も同じ事の繰り返しにはまり、もう何日か机の上に投げ出してある。
レイア姫は相当衰弱してきている。
製作者の笑い声が聞こえてきそう。
このままではチェコと日本の国際紛争にも発展しそうな気配。
何とかしなくては。

ムムムムム・・・知恵の無いのがわかってしまう。
「何とかしろ R2-D2!」

今日はバードカービング教室の日。
持って行くとかなりの人気者となり何人かが虜となってしまった。
カービングもせずに知恵の輪と格闘する。
しかし短時間では救出不可能、次回も持っていく事に。


「もう少しだけ待っていろよ、レイア姫」。
to be continued 


カービング教室でYYさんから「ざくろ」をもらった。
種の果肉をしゃぶると甘くジューシー秋の味。
赤色の絵画の様な美しさに見とれて一枚パチリ。 

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『再びマイフィールドにて』

今日は乗っているX-TRAILがリコールになっていたのでディーラーへ車を持って行く事に。その前に時間があったのでちょっとマイフィールドを散策。

森に入って行くと鳥友のKOさんにばったり。
「10時半頃、この先の池に○○○が水飲みに来るよ」と教えてくれました。
どうやら冬鳥が入って来たようです。 まだ時間はあるのでアカゲラ偵察に寄り道。

毎回決まった時間に水飲みに来るわけは無いので(゚▽゚*) 当たり前か、
少し早めの10時過ぎに着いてみると
「さっき飛んで来て、ちょっと水浴びをすると行ってしまった!」と言われてしまいました。
うーーーん、次の開演まで待つしかない。

1時間程待っただろうか、しかしいっこうに飛んで来る気配は感じられない。
50mほど離れた雑木林の中では、渡りの途中のエゾビタキが盛んに飛び交って虫を食べている。
ちょっと撮りに行って見よう!。
空抜けでかなり撮影は苦しい。露出補正をしながら何とか撮影をして帰ってみると、

「場所を移動した3分後に○○○の20羽あまりの大群がやって来ましたよ!」と言うではありませんか。
「・・・・・」
待ち人を待つ事に我慢しきれず、浮気心を持ったために本命にタッチの差で出会えなかったとは。。。もう鳥運はこんなレベルにまでなってしまいました。

そこで今回は 『浮気の代償・エゾビタキ』です。
全長15cm、雄・雌同色。 夏はシベリアで過ごし、冬はフィリピンやニューギニアへ南下して越冬。日本には旅鳥として春と秋の渡りの時期に飛来。

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ヒタキ類は目がクリクリっとしていて可愛いから大好き!。

しかし遠く、明暗の差の無い対象では望遠レンズのオートフォーカスのピントが合わない。急遽マニュアルにしての撮影となりました。
しかもファインダーの中は逆光で真っ黒。0.5刻みに露出補正をかけながらの撮影。
苦労して撮影していると、この時、50m後方では本命の群が来ていたのです。 そんな事とはつゆ知らず・・・でした。

しばらくすると、池の傍の倒木に待ち人では無く、エゾビタキが降りてきました。 この枝は背景が抜けていて「来たら良いのにの枝」。 ベストポジション!

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Img_5796web          私では何かご不満がおありですか?

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あっち向いたりこっち向いたり、飛び移ったり・・・遊んでくれました。
可愛いから、今日は「あんたが大将!」


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『マイ・フィールドの秋』

この連休、うちの幼鳥、いえ 成鳥が巣立っていきました。。。

その慌ただしさの中、今日は近くのマイフィールドを散歩。
マイリバーやマイ翡翠はいないけれど、マイフィールドはある。

朝、あまりの陽のまぶしさにちょっと躊躇。
鳥の写真を撮るには薄曇が一番いいのだけれど。。。

撮るのはノビタキ。
南へ渡る旅の途中のお目見え。
セイタカアワダチソウや枯れ草の上で2羽が飛び交う虫をフライングキャッチしていました。
長い旅の前に栄養をつけなくちゃ。

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Img_5406web          左は雌、右は雄。 東南アジアまでの長旅、がんばって。

秋の渡りの一休み。

森の奥の道なき道を歩いて行くと蜘蛛の巣だらけ。まだ誰も歩いていないみたいだ。
遠くからキュッ、キュッと言う鳴き声が聞こえてくる。
あれはアカゲラの声。
振り向くとペアで飛び交っていました。
また戻ってきてくれた・・・今年の秋の初見でした。

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Img_5662web5                      近くに寄って来たのは雌。雄は逆光で絵になりませんでした。

フィールドの中はまだ青々としているけれど、アカゲラがやって来て一気に秋の気配が感じられる様になりました。。。


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【番外編】
パリ・ロンシャン競馬場。フランス凱旋門賞。
四コーナーを回って直線、抜け出して先頭にたったのはオルフェーヴルだった!。
TVの前で拳に力が入る。 2馬身差、 勝ったと思った。

ゴール寸前、伏兵に差されてしまったけれど、長い直線の間「日本馬、世界一!」の
夢を見させてくれました。
日本最強の三冠馬でも勝てなかった遥か遠い凱旋門賞・・・

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『マイリバー、マイ翡翠』

秋撮りに行ってきました。

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Img_5078web5_2          一面のソバの花は雲みたいで好きな花

前日。TVが「Hi市の曼珠沙華が盛りを迎え、明日の日曜日が見ごろでしょう」と伝えていた。

うーん困った。 今年は曼珠沙華の開花がかなり遅れていました。
これではコスモスとお目当てのノビタキのコラボレーションを撮る時にかち合ってしまう。
TVの威力は強烈。曼珠沙華を見に来る圧倒的な人達に恐れをなしてノビタキが出なくなるのは確実。
しかも夜には関東を台風が通過するとの事なので、コスモスは倒れてしまうからこれが今シーズンは見納めかも知れない。
日曜鳥見には最悪のパターン、でも行かなくてはならない。

1時間ほど走り朝の6時半頃フールドに着いてみると駐車場はかなりの車と人。コスモス畑には早くも訪れた観光客が畑の中に入って来ている。
これではノビタキは来ない。先客のカメラマンの話では朝一番にコスモスに飛んで来たと言うが、その後は戻っていないとの事だった。

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Img_6077web7           ここぞとばかり一面の赤、参りました。

コスモス畑での鳥見はスカになる恐れがあるので保険を掛けることにしていました。
9月の初め、地元Hi市に住む友人のMZさんから「散歩の途中の川沿いでいつも翡翠が見える場所がある」と教えてもらっていたのです。
そこで急遽、少し離れたもう一つの目的地へ翡翠撮りに向かう事に。

道路から川面に降りるため手作りの階段が作られている。 個人用階段?
降りてカメラをセッティングするとまもなく、早っ。待っていたかの様に翡翠が現れてくれました。
胸のオレンジ色や瑠璃色の状態からまだ若いお嬢さんのようです。

Img_5163cweb               見返り姿の水鏡

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撮影をしていると直ぐ後ろの家の奥さんが話しかけてきました。
「翡翠、撮れましたか?。うちでは毎日、朝と夕方、リビングでお茶を飲んでいると翡翠の止まっているのが見えるんですよ」
「えぇぇぇぇっ!」

振り返ると大きなガラス窓から間近に翡翠が見える造りの家、ウッドデッキもある。
流れの中に立てられている無造作な止まり木はご主人が設置した物だとか。
「水が増えて止まり木が流されるとまた立てに行くんです。 雄も雌も、魚を捕ったり、初夏には子供を連れてきて魚捕りを教えていたり、楽しいですよ」

その後、ご主人もやって来て
「家に上がって写真を撮って行ったら」とまで言ってくれる。
私は口、アングリの放心状態。よだれタラタラ!。

それは、いつか・・・リビングから見える広い庭に川と大きな池を作って翡翠が来るのをコーヒーを飲みながら見る事・・・が叶わぬ夢だったから(゚▽゚*)
春夏秋冬、居ながらにして翡翠を定点観測で独占撮影出来る!
まさにそれが天然ものの川で実現出来ている家があるとは。

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川幅は30mほど。浅く清らかで、流れも緩やかなマイ・リバー。
家はリバーサイド、プライベートビーチ付き。
そして2ヶ所の止まり木を行ったり来たりする独り占め状態のマイ・翡翠。
よほど気をつけて見ないと誰もここに翡翠が居ると言う事がわからない専用地。

Imgk00012web           じゃぁ、お疲れさまぁ~! 乙女は去っていきました。

撮影を終えると、また来る事を快くOKしてもらって個人翡翠観察地?を後にしたのです。
今度はちょっといい止まり木を用意して行こうか。

それにしてもいいなぁ・・・こういうのって、有りなんだ・・・



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