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2012年6月

『AKB 50』

今年もバードカービングの仲間達と「神々の森」に遠征しました。

夏鳥を見るには最適な季節なのに梅雨入り宣言の日。 現地の天気予報は土曜日:雨、日曜日:曇り、のいや~な予感。

金曜の深夜1時出発。てるてる坊主に願いを掛けて雨の高速道路をひたすら走ります。
こうなったのも誰かが「晴乞い」と「雨乞い」を間違ってお願いした結果らしいのです。

早朝に現地到着。仮眠と朝食の後、小降りになった頃を見計らって偵察に。
しかし今年は目的の赤い鳥を見る事も声を聞くことも出来ません。
飛来していない、数日前に声を聞いた、見た人がいる、などの情報だけ。 もしかしたら今年は来ないかもしれません。

なので、今回は『AKB 48』を超えた「『AKB 50』を見ていました。

と言っても鳥の話です。
『A』は赤のA。いつもの様にここの主、アカゲラ。

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遥か遠くにアカゲラの巣穴を見つけました。ペアは交代で餌を運んで来ます。
巣穴から雄が飛び出してきました。

こちらも子育て最中の雄。頻繁な餌捕りに専念して身なりはかなりのお疲れのご様子。

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『K』は黄色のK。 キビタキ。
澄みわたるきれいな声で鳴いてくれます。この森の三大美声の持ち主のひとり。
ここでも餌を運んでいました。

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『B』はブラック。 黒色はクロツグミ。
雨なのに小川に水浴びに来ていました。いい雰囲気!でもそんな時にカメラはもっていません。
口笛の様な♪~夏鳥の中では魅力的なさえずり。どこで鳴いているのかと思ったら遥か遠くのモミの木の天辺に居ました。

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今度は近くでさえずりが聞こえたので探していると、直ぐそばの枝に飛んで来ました。
黒の中に黄色のアイリングが際立ちます。クロツグミに会いたいためにこの森に来る人も多い、人気者。

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『48』は残念ながら居ません。そこで48を超えた50を!。
『50』はゴジュウカラ(五十雀)。
去年、アカゲラが営巣していた巣穴をリニューアル。ゴジュウカラは巣穴の入り口や壁に泥を塗る習性があり、盛んに内装工事をしていました。

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もう一つの巣穴を見つけると・・・どうも様子が変!。
巣穴の周りで親鳥が片足で枝にぶら下がったり、羽を広げてブラブラさせたり、の見たことの無い行動を繰り返しているのです。

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巣の雛を狙った最悪の侵入者が居ました。
親鳥の必死の攻撃、そして偽傷(敵が近づくと怪我をしたふりをして敵の目を自分にひきつけて雛を守る)

しかし30分後、巣穴にいたのは満腹の食事をして消化休憩中のヘビでした。

Img_2504web           ヘビが巣穴に入る寸前。木の右下にヘビの顔が見える


気分を変えて他の可愛い鳥達の画像を見ることに。
池のそばではカルガモのお母さんが子供たちを連れてお散歩中。

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全部で12羽の子供達は、水の中では24羽の子供達に変身。

ミソサザイは近くの杭の上でソプラノの美しい声で鳴いてくれます。
頻繁にやってきてはたっぷりとさえずりました。

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もしかしたら、杭渡りをしながらさえずるのは、近くで営巣しているので誘導して人を遠ざけるためかも知れません。

開けた森の中、するどく響き渡る声で鳴いていたのは誰?

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よく見たらアオジでした。

雨の森を歩いていると1cm程のピンク色の花が雫に濡れてきれい。
エゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)

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白い花弁の際立つ花はヤマシャクヤク 

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クリンソウ 

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お昼にお蕎麦屋で食べた一品。
「奥深き山々のご馳走・山のひとさら」
女将さんが雪の残る山に入って取ってきたと言う、お勧めの山菜でした。

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コゴミのゴマ和え、 ヤマウドと金山寺味噌、 雪の下の幼いフキノトウの甘酢和え。

今回はビブラートの赤い鳥の鳴き声を聞く事は叶わなかったけれど、神々の森にはまたいつか来ます。。。


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堅牢・安全・家賃無料・空室有ります。

家は回りを自然の川に囲まれてセキュリティーは万全。
部屋は地上15mほどにあり眺望抜群。見渡す限り緑が広がる環境。
基礎は鉄筋コンクリート、建物は鉄骨。
間取りは夫婦と子供5人がゆったりと暮らせる十分な広さ。ドアの前にはバルコニーも有ります。
小学校は近くて家から見えます。
これで家賃は無料!。

今回はそこにお住まいの「長 元坊」さんご一家を訪ねました。
家賃が無料の「わけ有り物件」は・・・部屋までの階段がありません。飛ぶか、渡るか、少々体力が必要です。

お子さん全員は巣立ちをしましたのでこの記事をアップする事にしました。

北関東のとある川にかかる橋の下。
川の中、橋桁の鉄筋ブロックの穴にチョウゲンボウ(長元坊)が営巣していました。
こちらがお父さんの雄姿です。

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この営巣場所を見てびっくり。構造物がどう見ても作られた巣箱にしか見えません。
チョウゲンボウはハヤブサ科の鳥で全長35cm程、普通は断崖に営巣するけれど、人工物を利用する事も多いのです。
ちなみにお隣ではハトが、上ではスズメが営巣中の超人気物件です。

Img_5413web_2           コンクリートの橋桁の上のグレーの鉄板の構造部に営巣。
雛は5羽、もうかなり大きくて親と見間違うほど。
          初めに出てきたのは4兄弟。Img_1771web2

Img_1842web3           やっと5兄弟が揃いました。 
そしてこちらはお母さん、近くから雛達を見守ります。

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でも昨日までは何度も餌を運んで来たのに、今朝は来ても餌は持ってきません。
あきらめて壁に寄りかかったり、座り込んでしまう雛も。 「あぁぁ、お腹減ったなぁ・・・」

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両親は巣の周りで盛んに「巣立ち」を促しています。
雛もやっとあきらめたのでしょうか、巣立ちの練習を盛んに始めました。

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Img_1798web11           「明日の朝一番に巣立つからね」と話している?

こちらはお父さん。巣立ちの飛び出す手本を見せに来ました。
雛達は早くあんなふうに飛びたいなぁ・・・と見ているみたい。
まだチョウゲンボウの世界では父親の権威は保たれているようです。

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この後、羽ばたきしていた1羽が翌日に、その次の日には2羽が・・・最後は1羽が、と次々に全員無事に巣立って行きました。

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Img_4998web          無事に巣立った雛達は近くのケヤキの木にいました。
END


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【チョウゲンボウ】
名前の語源は不明だが一説では、姿が似ていたトンボを意味する北関東の方言「ゲンザンボウ」を元に「鳥ゲンザンボウ」の略ではないかとも言われています。

【独りごと】
ここに向かう朝、走りながら何気なくラジオをつけると、シンガーソングライター・徳永英明が歌う「カバー曲」が流れてきました。曲はあの・・・『人形の家』
聞く人を不思議な独特の世界に連れて行ってくれる歌唱力でした。

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