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2012年5月

『再び コマドリを求めて』

鳥友のYさんから「コマドリとミソサザイを撮影出来る所は?」との話があり、遠征を計画しました。 今回は4月末の時より更に遠くの山に行く事に。

まだ行った事のない森なのでYさんのナビ付き車で(私の車にはナビはありません)
(≧∇≦)早朝の出発。
高速と山岳道路を3時間半ほど走り、高度を上げて行くと雄大な山並みが広がってきます。

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高原は何処までも続く白樺の森、そして大好きな滝。

しばらく山道を歩くと直ぐにコマドリのさえずりが聞こえてきました。
谷筋には数個体がいるみたいです。
初めに姿を現したのはミソサザイ。コケの上で餌を探します。
たっぷりと自慢の喉も披露してくれました。

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声が聞こえて1時間ほど経った時、コマドリがやって来ました。

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倒木のコケの中に一輪の花が咲いています。その花を見に来たみたい(;゚∇゚)
そしてここはスカイツリーの天望デッキお立ち台、気分良くさえずります。

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さらに ツリーのてっぺん、天望回廊まで登ってきました。

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ギャラリーは3人だけ。それでも あちら様にも こちら様にも美声を披露。
決めのポーズもしてくれるし 「そこで鳴いて欲しい!」と言うリクエストにも気軽に応えてくれるエンターテイナー。 でもなぜか尾羽を立てて鳴く事は忘れてしまったようです。

水場にもやって来ました。こちらが動かないでいると信じられない位の近さまでやって来ます。足元、距離3m。近すぎて焦点が合いません。
後ずさりをすると飛んでしまうのでただじっと見ているだけ。

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コマドリが3回ほどの出演を終えた頃、偶然にも知り合いのTさんファミリーがコマドリを見に山を登ってきました。

人のいない森の中のコマドリ撮影は最高に気持ちのいいひととき・・・
ゆったりとした時間が流れていきました。

Img_1584webend          傍で人知れず咲く花は 可憐な1cm程の名も知らぬ山野草。


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『金環日食』

今朝、日本中で何千万人が空を見上げただろう。
テルテル坊主はどれくらいの人達から願いを託されたのだろう。

金環日食を写そう!
そう思っても月曜午前7時34分は、通勤電車の中。
一時間以上も早く、5時45分に家を出て7時に仕事場の駐車場で写すことにしました。

前日までの天気予報は曇り。気象予報士は「運が良ければ見られるでしょう」と。おいおい、予報士まで運頼みかよ。

撮影レンズは300mmのズーム、ドイツ製の太陽観測用シートを購入してフィルターを作成、レンズフードに挿入する様にしました。
三脚やカメラも先週末に搬入済み。テルテル坊主にもお願いしたしスタンバイOK。

そして今日、朝早く起きて空を見上げると晴! 願いはかなったみたいです。
TVの画面に映る都心の空には雲があるのが一抹の不安でしたが。

7時15分から撮影開始。右上方向から月が侵食してきました。思ったよりも早い動きです。

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時々散らばっている雲が薄くかかってきます。
7時34分、金環日食。

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お月様、見事!真ん中GET。 同時に少し手ごわい雲が襲い掛かってきました。
でも金環日食は思惑と少し違うみたい、もう少し太陽の残り幅は狭くなるのでは?
これではドーナツか蛍光灯を写したみたいではないか?

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やがて月は左下の方向に姿を消していきました。
関東でで見られた金環日食は173年ぶりとか。世紀の天体ショーは意外と早く通り過ぎていったみたい。
次の金環日食は2030年の6月1日北海道。
広範囲にわたる金環日食は300年後の2312年4月8日・・・・・・う~ん。。。

コンパクトデジカメの手持ちで写した画像も、ぶれてはいるけれど意外と面白いので載せる事にします。

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ネットで探し今回使用したアストロ太陽フィルターシート(フイルム状)。レンズフードに差し込む様にして撮影出来るフィルターを自作しました。
しかし購入代金の支払い方法は着払いしかないので、送料との合計が商品価格を上回ってしまいました(。>0<。)

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Img_1205web                 レンズフードの中にスライドさせて装着

この後、天体ショーは6月6日の金星太陽横断へと続くのです。


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『マイフィールドのフクロウ 巣立ち』

(雛が育つまでブログに載せる事を自粛していましたが、無事に巣立ちをしていきましたのでアップします)

4月下旬のこと。マイフィールドの遠くの梢の上にフクロウのお母さんが止まっているのを見つけました。 今年もフクロウが営巣してくれる! 

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去年 初めて営巣した時、ここは都心に近いため多くのカメラマンやバーダー、遊びに来た人達など、ギャラリーでいっぱいでした。
中には鳥見マナーの無いカメラマンも居たりして、きっとフクロウのお母さんは気の休まる時が無かったと思います。

今年は早くから広い縄張り規制。

母親を見てからちょうど半月後の13日の日曜の朝、待望の雛が巣穴の下段に顔を覗かせていました。
そして急展開を見せたのです。 月曜の明け方から連日の巣立ちが始まりました。

14日「長男巣立ち。続いて次男も巣立ち。三男は巣穴の前のお立ち台に上がっている」と聞いてはもう行くしかありません。
仕事が終ってから大急ぎで駆けつけ、撮影は日没までのわずか15分間の勝負。
これを連日繰り返しました。

しかし14日の夕方、着く頃は辺りは薄暗くかなりの激しい雨。
露出補正とISOを上げての撮影となりました。

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何とか間に合ったお立ち台の三男です。
15日早朝、三男はもう巣穴には居ませんでしたから雨にも負けずの撮影は正解でした。

ある日の夕方、まだ日没前の光がある中、巣立ち後の森に居る雛達を見ることが出来ました。 ふわふわ産毛とくりくり瞳が何とも可愛い長男です。

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Img_0566s1webc7t           うとうと眠るとき、寄り添う大きな木はお母さんの懐?

こちらは次男。まん丸瞳では負けては居ません。

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この後、雛達はお母さんに更に森の奥へと誘導されて行きました。

フクロウが子育てをする都市公園、ちょっと素敵です。
こんな風景の自然と愛情をいつまでも残しておきたいと思います。

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*文章の中での長男、次男、三男、性別は未確認です。

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『なんじゃもんじゃと山桜。 花二題』

ちょっとコーヒーブレイクでもして、鳥の話は一休み。
今週の日曜日と月の初めに行ったそれぞれの花見の話。

【なんじゃもんじゃの花】

昔、深大寺の植木市で「なんじゃもんじゃ」と書かれた10cmほどのBONSAIの様な鉢植えを買った事があった。
いつしか枯れてしまったけれど不思議な名前だけが記憶に残っていた。

今週の日曜日「なんじゃもんじゃの花が咲きました」と言う新聞記事を見て、午後に車でひとっ走りしてきました。

埼玉県幸手市の民家の庭先にある10本程のなんじゃもんじゃの木。
樹齢30年。思っていたよりも大きく、木は一面の雪景色でびっくり。

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枝にはぼたん雪が積もった様。 なんじゃこりゃ?と思う事から名前が付いたのだろうか?

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花びらは白く細くて清楚、指先みたい。

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なんじゃもんじゃの学名は「ひとつばたご」
もくせい科に属する落葉樹で、花は5月中旬が見ごろとか。

あまりの見事さに、木は庭先で「どんなもんじゃ!」と辺りを圧倒していました。



里の桜がとうに終わって花見という言葉が過ぎ去った頃・・・

【西の吉野か 東の桜川】
と、いにしえから言われてきた茨城県桜川市高峰山系の山桜。

平安の昔からこの辺りの山々を染める山桜はそれは見事だったとか。
都の紀貫之はその美しさを聞いて歌を詠んだという。

しかし近年、ソメイヨシノが全国制覇をするにつれ、山桜の存在は薄れ荒廃の一途を辿る事に。いつしか山に人の手も入る事無く忘れ去られてしまった。

それを地元の人々が桜守をして復興していると聞き、行ってきました。

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里山から見上げる山桜。盛りを4日ほど過ぎてはいたけれど、それでも山はパステルカラー

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2時間ほどの山道を歩きながら、それぞれの山桜に出会い、愛でる。 
その花びらはしっかりした存在感があり、色も形も美しい。

ここの山桜は11種類あるという。それぞれの種類が時期をずらして個性豊かに咲いては人知れず散る。

白や薄紅色は山桜。 赤や茶色は山桜の若葉。 黄緑や緑は木々の若葉。
パッチワークの様に山肌を覆い淡い花霞を見せる。

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帰り道、里山に3本の木で出来たハートマークがあるのを見つけました。。。

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『10分間の よたか』

  よだかは、実にみにくい鳥です。
  顔はところどころ味噌を付けたようにまだらで、くちばしは平たくて耳まで裂けています。
  足はまるでよぼよぼで、一間とも歩けません。
  よだかは本当は鷹の兄弟でも親類でもありません・・・
                                         宮沢賢治 「よだかの星」

近くの公園の森に よたか(夜鷹)がいると鳥友のKOさんが教えてくれました。
でもその日は仕事の日。あれこれと一番早く帰る方法を考えていました。
仕事を終えて急いで都心から電車を乗り継いで帰っても公園に着くのはぎりぎり。

するとKOさんから駅まで車で迎えに来てくれるとのTEL。
今回はそのままありがたく受ける事にしました。

家に寄ってカメラを急いで持ち出し、そのまま直行してもらうと公園の「よたかの居る木」に着くのは6時20分。
日没は6時30分。 公園の閉門は7時。
10分間のラストチャンスに掛けました。

カメラを構えても薄暗く、動かないのでよたかを捉えることが出来ません。
しばらくしてやっと高い桜の木の細い枝に座るようにしているのを見つけました。

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シャッタースピードは1/20秒、当然ながら大半はブレブレ。
目は完全に開けてくれませんが今日はもうタイムオーバー。
これ以上居ると公園の出口を閉鎖されてしまいます。
なので、証拠写真を一枚載せます。

よたかは2007年にK公園で雨の中での撮影をして以来、なかなかお目にかかれない鳥でした。
そして翌日の今日、朝早く起きて6時に行ってみると、思った通りもう居ませんでした。

夜空の中をひたすら高く飛び続けて青い光となって燃え『よだかの星』になったのでしょうか。


【よたか】
和名は夜行性の鷹の意味。全長29cm。 
夏に繁殖のため中国、東南アジアから日本に渡って来る。
褐色や暗褐色の羽の紋様が保護色になっている。
生息地の開発などで数は激減。
みにくい鳥の代名詞の様に言われているが、三ツ星の撮りたい鳥の一つ。


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フクロウ・巣立ち

朝、目覚めると快晴。
でももう少しだけ寝たら・・・と二度寝、三度寝をしたら、起きた頃は10時を過ぎていました。
「いけねぇ、寝すぎた!」といつものように後悔をしながらもしっかりとブランチを食べて「いざ出陣!」
郊外にフクロウの様子を見に行ってきました。

車を走らせていると急にあたり一面が暗くなり稲妻と激しい雨の洗礼。
着いてみると当然誰も居ません。

それでも営巣の森を見て回ると雛が巣立ちをしていました。ベストなタイミング!
雨が止むとカメラマンもちらほら。
巣立ちの姿も葉の茂り具合も、かなりいい雰囲気です。
これは二番目の子。

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一番目の子は昨日の午後4時ごろ巣立ち。翌朝はすぐ近くに居たとの事でしたが、もう高い木の上で首をゆらゆら。

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長男、或いは長女の撮れる所を探すと真上に葉の隙間が。手持ちで撮っていると興味を示してカメラ目線。
次男、或いは次女のアングルを探すと、少し逆光気味でも抜けているベストポジションが見つかり若葉を透かした光線の具合も好み。露出補正をして撮影。

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しばらくすると、母親を探して鳴くのですが声にはならず・・・

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疲れたのか、こちらは同じ様に口をあけると アクビ。

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ここまで撮っていたらまたまた暗くなって雨が・・・と思いきや、急に1cmぐらいの大きさのヒョウが激しく降ってきました。 慌てて車に避難。屋根の上をヒョウが大きな音を立てて叩いていきます。
雷もヒョウも激しくなるばかり、あたりを見渡しても雨雲の切れ間はありません。
3時前だと言うのにかなり暗い。 ギブアップ宣言をして帰ることにしました。

あの後、巣立ったばかりのフクロウの雛はどうしただろうか。
ヒョウの洗礼をうまくかわして無事だったろうか。

帰りの車の中のラジオが茨城県筑波市や栃木県真岡市の竜巻の被害を伝えていました。


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【記事に関係ない話】
昨日、映画「宇宙兄弟」が封切りになり、早速見に行ってきました。
漫画の連載はまだ続いているのでどうなる事かと思っていましたが、兄弟愛を描くにはなかなか。 でも、終わり方が? あれでは続編を作る事が出来ないのでは。
「宇宙兄弟」を一作で終わらせる気?。

漫画の中では、何気無い会話の中にいい話がふんだんに含まれていて、それが好きだったのに、やはりカット。
うーん、という雑感でした。

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『コマドリ』

前回がオオルリとくれば、日本三鳴鳥。
日本に生息するさえずりが美しい鳥達、二番手はコマドリしかいません。
という訳でコマドリを探しにプチ遠征をすることにしました。
連休なので早朝の出発。

途中、山沿いには山桜が咲き、若葉と交じり合って一面のパステルカラー。
山桜の姿が湖水に水鏡となって映り、きれい。

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コマドリが渡って来るのは標高1500m以上の高地。
長いワインディングロードを走り続けた後、沢沿いの山道を歩いて行くと、頭上の枝からコマドリのさえずりが聞こえてきました。

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しばらくすると枝渡りをしながら雄がやってきました。
今日は薄曇で影も出来にくく、絶好の撮影日和。
苔むした倒木にオレンジ色が映えます。

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Img_9879web5_2           ここはコマドリのお立ち台。
           クロジやヒガラがやってくると強気の彼は蹴散らしてしまいます。

声を聞きたいと思っていたら・・・鳴いてくれました。

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段々と要求はエスカレート。尾羽を開いて鳴いて欲しいという要望にも応えてくれました。

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さすが美声の持ち主、尾羽を震わせながらの澄んだ軽やかな声は森の中に響き渡ります。
このコマドリは二日前に到着したばかりの雄。
今日は姿を見せる回数も美声を披露する機会も多く、かなりの芸達者でした。

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鳥運、かなり使い果たしたみたいです。。。



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