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2011年12月

『Christmas』

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前略 Santa Claus 様  大きな靴下用意して お待ちしております。


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『東北へ  伊豆沼(3) 白鳥フライト』

太陽が昇って完全に姿を現した頃にはほとんどのマガンは飛び去っていた。
湖面には例年より多い200羽あまりのオオハクチョウ、コハクチョウがまだ顔を羽の下に隠して就寝中zzzzz。

am8:00
ようやくオオハクチョウの「早起き組」が田んぼの餌場へと飛びたつ。
下の画像では右側はまだ幼鳥なので3羽はきっと家族なのだろう。

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am11:00
白い鳥が飛ぶ姿は美しい (フライト画像はオオハクチョウやコハクチョウ)

マガンやハクチョウなどの水鳥がV字編隊を組んで飛ぶ訳は・・・?
先頭が羽ばたく事で気流が生じ、二番手はその気流を上昇気流に変えるので体力を使わずに飛ぶことが出来る。
三番手はもっと楽に上昇気流を捕まえられる。
では先頭はリーダー? いやいや、リーダーはいなくて先頭は交代で飛ぶ。
(ハクチョウに聞いてみました(^^))

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pm4:00
朝の出勤は遅いのに帰りはなぜか早い。
空が茜色に染まる頃、夕日を浴びて帰還が始まる。

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着水する頃は湖面がオレンジ色に輝き、静寂が戻った。

。。。宮城県伊豆沼遠征 END

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『東北へ  伊豆沼(2) 田園そして満月』

湖を飛び立った後、田んぼで食事をするマガンを撮りに行くことにした。
どこまでも広がる仙台平野の田園地帯、あぜ道を1時間ほど走り回ると方向感覚を失う。
100mほど先にマガンが舞い降りた。

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車が止まるとマガンは一斉に首を上げて警戒態勢をとる。
しばらくは群れ全体が固まった様に動かないのが面白い。

空を見上げるとマガン達が同じ方向を目指しているのに気づいた。
その群れを追っていくと、突然目の前に水を張った田んぼが一面に出現した。
水田で数千羽の大群が餌をついばんでいる。
しかもマガンは次から次へと絶え間なく降りてくる。

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車で通りかかったおじいさんが、わざわざバックしてきて話しかけてきた。
「ここは『冬水田んぼ』と言ってガンの餌場のために稲刈り後も水を張っているところなんだ。
無農薬で米作りをして、冬は水を張って落穂のある餌場を与える。田んぼはガンの糞でいい土に生まれ変わる・・・」

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          「冬水田んぼ」 3枚目の画像と比べると明らかに稲穂が伸びている。

撮影をしていると「どこから来たの」と、今度はおばあさんから声をかけられた。
「昔はガンは米作りの嫌われ者だったけれど、今は一緒に生きているんだ」
この地区の人達のマガンに対する愛情溢れる思いを聞く。

帰りしな「野菜食べるかい、放射能は無いから大丈夫」と言って畑まで行って取れたての野菜を持ってきてくれた。
白菜、キャベツ、ブロッコリー、ありがたくいただく事にした。

マガンに誘われて迷い込んだこの地区は、人と鳥たちの共存の思いが感じられ暖かさに溢れた桃源郷の様な所に思えた。
志波姫地区 南郷の皆様、お世話になりました。

夕陽が湖面を染めて沈みかける頃、湖の北側でマガンの帰りを待つ事にした。
大きな満月が昇ってきた。
西の空は夕焼けのオレンジ
東の空は月明かりでブルーになる。
日没を追う様にマガン達も帰ってきた。

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          伊豆沼の夕焼け
明かりが輝きを増す頃、マガンが月を横切る。
月といえば いにしえから雁。
まだ空の青さが残る中、カメラを振って狙うことにした。

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だいぶ月も高くなって宮城の田園を煌々と照らす。
この満月が夜半には消える。
この夜は皆既月食の日だった。

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次回 伊豆沼(3)は「白鳥フライト」

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『東北へ  伊豆沼(1) 夜明け』 

東北へ行こう。
復興最中のこの時期、鳥見とは気が引けるが「7万羽のマガン」を見に宮城県・伊豆沼へと向かった。 全行程970km、今年最後の遠征だった。

(数多くの写真を撮ったので、今後数回に分けてブログにアップします)

夜8時出発、2年ぶりの伊豆沼となる。
白河から先の東北自動車道は震災復興のため高速料金無料。
「鳥を見に行くのに使ってごめんなさい」と思いながら走る。途中からは雪も降ってきた。

仙台を越えて長者原SAで時間調整のため仮眠。
4時。伊豆沼に着くがまだ闇の中、それでもマガン達の鳴き声が聞こえてくる。
シュラフの中に毛布、使い捨てカイロを入れ、マフラーもした完全防寒で車の中でもう少し寝ることにした。

湖はまだ眠りから覚めていない。

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          湖に黒く帯になっているのがマガンの群れ
6時。あたりが明るくなり始めた頃、湖の遠くで第一陣の大きな群れが飛び始めた。
今回の最大の目的は、朝7万羽のマガンの群れが飛び立つ姿を見ること。
朝日を正面に見て逆行のマガンの群れを撮る位置にカメラをセッティングした。

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東の空の状態もいい、これなら太陽も顔を出すはず。
次々と数千羽単位で飛び立っていく。
まだ太陽は昇らないがピンク色に染まった空に向かって本格的な飛行が始まった。

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          ごみの様に見えるマガンの群れ

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陽が上り始めた時、最大の群れが一斉に動き始めた。
マガンは予想通りこちらに向かって飛んでくる。
美しい朝、空を埋め尽くして飛ぶ群れ、感動の瞬間が訪れた。

頭上をかすめる様にシルエットが迫ってくる。
ごう音のような羽音と鳴き声が湖に響き渡る。
その光景にシャッターを押すのも忘れてしばし見とれていた。

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V字編隊を組んで次から次へと向かってくる姿は圧巻。
その数にカメラをどこに向けていいのか戸惑う。

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伊豆沼は日本最大のマガンの越冬地。
日本の7割のマガンがここに集結、近くの蕪栗沼を入れるとその数は12万羽にもなる。
今年は過去最大の飛来数との事。

湖は冬でも凍結はしない、水深は浅くねぐらに適している。そして湖の背後には広大な宮城の田園地帯が広がり彼らの餌場となっている。
豊かな自然環境とここの人の思いがマガンを支えている。

太陽が完全に昇ると湖全体がゴールデンカラーに染まる。

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湖を埋め尽くしていたマガンの群れはほとんどが居なくなり静寂が戻った。
8時。興奮の中、2時間ほどの壮大なスペクタクルは終わった。
車の中で画像をチェックしながらサンドイッチにコーンスープ、コーヒーの朝食をとる。

この後は飛び去った方向に車を走らせて田んぼの中で餌を取っているマガンを見に行くことにした。


【予告】 伊豆沼(2)は「田園そして満月」


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伊豆沼(3)は「白鳥フライト」
画像がまとまり次第アップします。

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『再会 クロツラヘラサギ』

家の近くの沼にクロツラヘラサギが一羽、やってきた。
この沼で初めてクロツラヘラサギに出会ったのは8年ほど前の事だった。

朝鮮半島から沖縄・九州に渡ってくるが、世界中でもその数は少なく1500羽ぐらいしか生息していない。
関東に来るのは稀で今回の様に迷い鳥として来るだけ。
絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧ⅠA類」に指定されている。

今日は幸運な事に朝から雨!
だとすると遠方から珍鳥を撮りに来る人は断念し、人は少ないはず。
スポット天気予報では2時ごろから雨は止むとの事なのだ。
撮影には薄曇の日が一番、影も白トビも出ない。
前日も雨なので、雨上がりは餌をしっかりと食べるはず。昼寝も無いだろう。
そんな予想でゆうゆうの鳥見出勤となった。

この鳥は名前のとおり、顔は黒くクチバシの先は平らでスプーンの様な形をしている。
クロツラヘラサギと言っても分類上はサギ科ではなく コウノトリ目トキ科の水鳥。

風も穏やかで水面に映る姿もきれい。

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餌を捕る時はサギの様に狙いをつけて捕らない。
浅瀬を歩き回っては水中にクチバシを入れたまま左右に振りながら突き進む。
手当たり次第に小魚やエビ、カニ、水生昆虫などを探して歩くトロール漁法なのだ。

近隣にも湖や池は数多くあるのに何故ここだけに飛来するのか?
南北1300m、東西300m、遠浅の水位が広く続く地形と、自然湖なので豊富な餌があるのが要因なのだろう。

たまには何か芸をして欲しいと思っていると、飛び立って旋回を始めた。
羽の先端がまだ黒いのでこの固体は若鳥。

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舞い降りる時の羽根を広げた姿は美しい。
全長は75cm、近くにいるアオサギと比べてもかなり小さい。 お互いに無視。

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しばらくすると急にこちらに向かって飛んで来た! ファインダーいっぱいの迫力に慌ててシャッターを切る。
やがて頭上を越えて旋回をすると湖水の奥へと去って行った。

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【ちなみに下の画像は8年前に同じ沼に飛来してきたクロツラヘラサギ】

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次にまたここで会うのは何年後だろうか。。。


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