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2011年11月

『ミサゴ・・・遥か』

この時期、ミサゴを撮りに行こう!

今日の天気は陽が差したり曇ったりで青空は期待できないけれど。。。
1時間半ほど車を走らせて湖に着くと、カンムリカイツブリの群れが飛んで迎えてくれた。
きれいな編隊飛行だ。

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ミサゴは1時間ほど待ってもまだ姿を見せてくれない。
午後から飛ぶとの約束なのに・・・

待ちくたびれた頃、やっと北の空に現れてくれました。
でも、遠い遠い、遥か遠い。
ファインダーの中では小さな点にしか見えない。
待っているとやっと肉眼で見えるほどの距離に近づいて来た。

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ミサゴは羽を広げると150~180cm。 翼の下面、腹部、顔も白く、きれいな猛禽だ。
上空から狙いを定めると急降下して魚を取る名人で、その姿は見ていて飽きない。

ミサゴの語源は水中に足から突っ込み魚を捕らえる事で、「水さぐる」からきたと言う。

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                       湖水に目を向けて ひたすら魚を探す。

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          「魚、見当たらないから帰る!」

何回か上空を旋回をすると・・・また戻って行ってしまった。
肝心のダイビングはどうしたのか。
狙いを定めて、大きな魚をゲットするはずではなかったのか。

カメラで追うのを止めて双眼鏡で見ていると、遥か彼方の上空から湖水にダイビングをした!
あれっ、今日はそっち?
双眼鏡の中の映像では確かに大きな魚をゲットしていた。

今日のフライトは遥か遠くの1回だけで終わり、ダイビング画像も持ち越し。。。

湖面が夕日で黄金色に染まる頃、最後のワンカットを撮って帰路につくことにした。

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『エナガ カービング』

【春】コマドリと平行してエナガを製作していました。

エナガは長い尾を入れても体長が13cmほどの最も小さい鳥のひとつ。
動きは機敏で撮影するにはカメラマン泣かせ。
でも枝に逆さに止まったり、ぶら下がって餌を捕ったりと仕草も可愛く、ピンクの刺し色もきれいな大好きな小鳥です。

【初夏】鳥見シーズンに入ったため外形を彫り終わった所でしばらく中断。

【夏】羽の詳細な彫り込みを再開。
彫りの難しい所は、体に対して顔を振っている形状と、体の後ろ、尾羽と風切羽が重なり合う空間をどう彫るか。そして細くて長い尾羽でした。

【秋】脚作りと彩色。
脚はステンレスの線材とピアノ線を使用、曲げて叩いて伸ばしてけずる。後は糸を巻いて形状作り。 
本体はアクリルカラーを重ね塗りした後、羽の詳細を表現するために白色で全体を弾く様にして塗る「毛羽出し」を。 さらにその上に仕上げ塗り。

止まり木、台座製作をして完成。

やっとハナミズキの枝にエナガが止まってくれました。

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作品は成川 治氏の図面にて作成。

【今年の春の出来事】
近くの森の笹の中でエナガが巣作り、抱卵、子育て、をしているのを観察していました。
巣は数本の笹に支えられて背の高さほどの所に作られた空中楼閣。

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          見えているエナガの雛は3羽

巣立ちの瞬間を楽しみにしていたのですが、休日と合わず。
行って見た時にはすでに巣立ちした後で一家は森の奥へと姿を消していました。



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『円空 展を見る』

・・・今回は「鳥」の話ではなく「彫り」の話。

『円空 展』がやって来た。
しかも家の近くの「埼玉県立 歴史と民族の博物館」に。
前回、円空 展を見たのはもうかなり昔の事になる。

ぜひ行かなくては!
休日の午後 「円空・こころを刻む」を見に行った。

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          埼玉県立 歴史と民族の博物館

円空は遊行僧。
1632年 江戸初期に美濃国に生まれ、出家して天台・真言を学んだ。
野に下ると定住することなく諸国を放浪しながら修行をしては民のために仏を彫った。

円空の彫像は野生の芸術。
大胆に彫り、大胆に省略する。
あくまでも単純化、荒く彫り進められた迷いの無い直線的な造形が力強い迫力と内に秘めた激しさを生む。
仏はあくまでも粗野であるが、慈愛に満ちた穏やかな微笑みさえ見せる。

彫りの技法は無垢の一木造り。一木一草に神仏は宿る。
材料は建物の廃材や丸太、時には農家の庭先にあった蒔きであったり。
道具は一本のナタであり一本の角ノミであったり。
そして生涯に12万体もの神仏を彫ったと言う。


造形は自由奔放、純粋で見事なまでの切れ味の冴と素朴さが好きだ。円空仏は僕の心を惹きつけてやまない。
あの不動明王の顔さえも円空が彫るとどこか穏やかに見える。

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         木片に彫られた手のひらサイズの仏像も造形が面白い。

埼玉にこれほどの円空仏があるとは・・・
展示してある170ほどの大小の仏像達は圧巻。

ちなみに阿弥陀如来が手に持つ五鈷杵(ごこしょ)は煩悩を打ち砕くものだとか。
悟りの境地には到底なれない僕の煩悩も打ち砕いてほしいものだ。。。

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(この仏の衣に彫られている「雲」は極楽へ導くため、人々を救いに来る姿を描いた来迎図だと言う)

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