『アオバ 三兄弟』

下野国
その八幡宮のシンボルであったケヤキの巨木は、空洞化による倒壊の恐れがある事から伐採されてしまいました。 幹にあったウロには毎年アオバズクが営巣していたのですが。

地元の人達に愛されてきたアオバズクです、ウロの部分は切り取られて他の木に置かれる事になりました。 去年の秋の事です。

しかし地元の人達にも、元の木が無くなってしまっては今年は来ないのではと思われていたのですが。。。
先週、無事に3羽の雛が巣立ちました!。

近隣では一番早い巣立ちを迎えました。 でも杉の木のあまりにも高く見えにくい所に居るので、訪れる人のほとんどは諦めて帰ってしまったとか。 そしてこの日も誰も居なくなりました。

広く奥深い境内のあちこちを探しまわり、裏山に回り込んでやっと雛達の見える一画を見つけ出しました! 斜面の狭いワンポイントでの撮影には首が痛くなります。


それでは 『アオバズク 団子三兄弟』 の黄色いクリクリ瞳が可愛い百面相をごゆっくりと ご覧ください。

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こちらはお母さん。 雛達を少し上から見守っています。 雛は時折、もうお腹空いたけれどご飯はまだ?と上目使いで見るのですが微動だに動きません。

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陽が西に傾き出す頃になると雛の動きが活発になってきます。
アオバズクの雛はフクロウ類の中でも一番表情が面白いので、いつまで見ていても飽きない三兄弟です。

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コアジサシの恋話とクロハラアジサシ

近くの沼にコアジサシの群れが来ています。 動きは素早く乱降下を繰り返すので、久々のアジサシ類撮影の私には果たして追えるかどうか。
鋭角でシンプルな翼、無駄をそぎ落としてスピード追及に特化した姿を撮りに行ってみました。

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湖水の真ん中、竹竿の先に雌のコアジサシが止まりました。
彼女を巡っての男達の涙ぐましいプロポーズ大作戦 『沼の恋の物語』 の始まりです。

幾多の男達が小魚をもって愛の告白にきます。
すぐに、堂々と正面からやって来ました。 

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告白タイム。
「あなたに一目会った時から、心の底からしびれました。 プレゼントを受け取って下さい!」
『よろしく お願いします』

あれ、あっけなく求愛成功!

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と、話はここで終わってしまうのですが。。。
「ちょっと待ったぁ!」  その後に一人の男がやはりプレゼントを持って飛んで来ました。

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すると、あれっ、彼女は初めから目も合わせず 顔を背けて拒絶反応です。

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男はプレゼントを差し出すのですが、顔を振らず受け取ってもらえません。 彼は魚をくわえたまま彼女の周りを名残惜しそうに一周して去って行きました。

これは何かの見間違い、顔も見ないなんて。。。更に確かめるために待っていると
遅れてもう一人の男もやって来ました。 彼女はやはり顔を背けてあからさまにプレゼント拒否のポーズムンムン。

男は彼女の心変わりを期待して耳元で愛をささやくのですが、聞く耳も食べる口も持たず。

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そのまま去って行きました。

こちらの彼は別な方法でアプローチ!彼女に猛アタック中!。
プレゼントをくわえると、彼女をどこまでも追いかけます。 逃げる彼女と追う彼氏、カーチェイスの様です。 それってストーカー? これはこれで嫌われるかも。

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中には気に入らない男からプレゼントををもらうと、受け取っても直ぐに下に落としてしまう彼女も居るとか。男はそれをまた拾って去って行くのですが、満身創痍。
好きな彼以外には見向きもしない気持ちはわかるのですが、せっかくの好意、相手を傷付けない断り方と言うものがあるでしょう!。
初めからそっぽを向いて拒否をする姿を見せるとは、深く傷つく繊細な男もいるのです。


『花の命は短くて・・・』 ですよ!。


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コアジサシの群れの中に、くちばしと足の赤い鳥が飛んでいます。 お腹は黒いけれど 腹黒くはありません。 この朝入ったばかりの2羽の『クロハラアジサシ』です。

飛来数の少ない鳥で去年も来てくれたのですが、運悪くレンカク騒動に巻き込まれ、彼を見る人も撮る人も無し!。 深く傷ついて一日で帰ってしまいました。
今回は堂々の主役です 。「あんたが大将!」

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男女同色の夏羽なので2羽はペアなのか、仲間同士なのかわかりませんが、こちらは求愛では無さそうです。 魚の持参も無く悠然としていますから。

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時間が経つにつれ日差しがジリジリと照り付けます。 湖畔は遮る木陰も無く、撮影は面白いのですが たまらずの退散となりました。

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『黒い鳥 2色』

澄みきった響き渡る声を聞くと心が弾みます。 鳴き声の発信源は直ぐ近くなのですが見つける事が出来ません。
声のする辺りを歩きまわってみてもわかりません。 自信を失いかけた頃にやっと見つけました。
「あんな所にいたのかぁ。。。」

歌声を聞いてから5分程が過ぎてしまい何度かのシャッターチャンスを失っています。

声のする方向から見つけられなかった事がちょっと尾を引きます。 それでも短い時間、アングルを探しながらシャッターを切りました。
美声の主は『クロツグミ』です。

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クロツグミの森から、緩やかなコーナーの続く山道を高度を稼ぎながら快適に1時間程走り抜けると峠に着きます。
カラマツの森でもうひとつの黒い鳥に会うためにやって来ました。

木道を歩きながらの探索。 今度は鳴く事は無く、見つけた時は枝で羽繕いをしながらのんびりとしていました。 それは辺りに溶け込んでいて見過ごす程でした。
この時期に会いたかった『ホシガラス』です。

枝の上で尾羽を広げて日光浴をしたりの繰り返しでリラックス。 きっと松ぼっくりの種をたらふく食べた後だったのでしょうか。

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草原の中の木影から撮っていたのですが、一通り撮り終えた頃、急に私の所に向かって飛んで来ました。 
着地は至近距離過ぎて望遠レンズ装着のままでは撮影範囲外です。 距離4m未満。

何かいちゃもんを付けに? 或いは威嚇をしに来た? のでもなさそうです。

お互いに目線が合い、ちょっとびっくりでしたが枯れ草の上でしばしのんびり。 こちらは動くに動けません。
「あのぉ、少し離れていただけないでしょうか、画面いっぱいなのですが・・・」

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ホシガラスは「ちゃんと撮った?じゃぁ行くよ」とでも言うようにこちらをチラ見すると、この後一直線に奥の森に消えて行きました。

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『梟の神様からのご褒美』

フクロウが営巣する公園の巣箱を今年はアライグマが占拠、フクロウの営巣は出来なくなってしまいました。
それでも地元の人達の努力で4月に新しい巣箱が掛けられました。 しかし時期的に遅いので「フクロウは他に行ってしまったかも」と今年は諦めていたのです。

それが数日前、突然「雛が巣箱から顔を出している!」との知らせ。 日にちを逆算すると巣箱を設置するのを待っていたかの様に直ぐに営巣した事になります。


不苦労(フクロウ)撮影の私の苦労はここから始まります。 私には連日撮影する日がありません。毎年同様に仕事が終わってから急いで電車に乗り帰宅、公園に通います。 公園は午後7時に閉まり、日没も同じ時間帯なので撮影出来る時間は1日に30分未満しかありません。

そんな苦労を知ってか、梟の神様はご褒美をくれます。この時がご褒美の日でした。 これはそんな巣立ちまでのドキュメントです。


公園に着くと長男(or長女)は巣穴から体は出しているのですが巣立ちはしていません。この状態でもう3日目です。

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すると次男が待っていられないと長男の足元から顔を出してきました。
そして下の画像が 神様からのご褒美『今日の1枚!』となりました。

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なかなか巣立ちをしてくれない長男に業を煮やしたのでしょう、初めて見る外の世界です。 長男はしきりに下を見て飛ぶ高さを心配している様子。


「早く出てよ」と言う次男を無理やり押し込めていましたが、6時20分、遂に巣立ちました!。
瞬間、シャッターを切りましたが1/20秒、当然画像は流れて姿は見えません。でも雰囲気は写っています、想像して見てください。

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飛びました!。流れてわかりませんが好きな画像です(笑)
直ぐ下の枝に運良く無事に着地。 それでもふらふら。

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Img_7153web_3          やっと安心できました

その後、直ぐに巣箱からは次男が顔を出していました。

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そして閉園時間が迫り、車で公園のゲートを過ぎた時、次男が巣立ちをしたという知らせがフクロウ見守り隊の人からきました。 巣立ち後、枝の着地に失敗して地面に落下、草の中で見えなくなったとも。


次の日の夕方、駆けつけてみると  次男は木を登って姿を見せてくれました。

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巣箱からは三男が顔を出していました。
こちらがお母さん、森の奥で子供達の巣立ちを見守っています。

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更に翌日。
巣箱の側には先に巣立ちした長男の姿がありました。

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これが私の一年で一番忙しい鳥撮りの出来事でした。。。

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『巣立ち ホイホイホイ』

「月日星ホイホイホイ・・・」その声と青いアイリングに魅了され、今年もサンコウチョウに会いに地元彩の国の森に行って来ました。

一回目は残念ながら抱卵に入ってしまった日、二回目は着いた時間が遅く日没サスペンデッドに、そして今回が三度目の休日でした。

サンコウチョウは孵化してから10日前後、まだあどけない丸坊主のうちに巣立ちをさせてしまいます。 計算すると休日がちょうど10日目!。 出来ればそれまで巣立ちを待ってくれる様に親鳥と『約束』をしてきたのですが。。。

当日の天気予報は一日中雨マーク。 やはり夜明け前はかなり激しい雨音が聞こえていました。 二度寝、三度寝をして6時半にようやく小降りになった中を出発することにしました。 今日しかありませんから。

現地に着くと雨は止み、その後はずっと一日中曇り空でした。 これは前回と逆の『気象予報官の見逃し!』でしょうか。

サンコウチョウと4羽の雛は待っていてくれました。

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雛は活発で巣から立ち上がって今にも巣立ちしそうです。 親は交互に飛んで来て餌を運んで来るのですが、それでも雄の方が頻繁に来るように思えたのは気のせい?

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勢いよく背伸びをして口を大きく開けてアピールする雛に、優先的に餌をあげるのかと思うと、そうでもなく満遍なく少しづつ餌をあげています。さすが!。

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そして昼前、突然一羽が巣立ちました。 次に親が餌を運んで来た時と同時に今度は二羽目が巣立ちです。
巣立ちの様子は、飛ぶと言うより「落ちる!」と言う感じ、縁に上がると瞬間で消えてしまいます。

Img_5025web    母親が見守るなか、羽を広げて巣立ちです!

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巣立ち後の雛と親の餌の受け渡しは、残念ながら高い杉の木の枝に空抜けで乗っていたり、葉の陰に消えたリで撮影はほとんどできませんでした。

Img_6715web親が雛を見つけて餌を運んできました。撮影は逆光で真上! 三脚の傾斜限界を超えていした。


楽しませてくれた『約束の日』となりました。 (この日、4羽の雛は全て巣立っていきました)

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『神々の杜 そして高原へ』

二日間に渡る鳥見の紹介なので長編です、お覚悟を。。。

前日の天気予報では、信州の降水確率は0% 何と気持ちの良い数字!。
それなのにそれなのに。 全く予報が外れた時には気象庁の予報官がTVに出て「 外してしまいました!m(__)m 」 と一言あってもいいのではないでしょうか。

今回はバードカービングのメンバー4人による恒例の鳥見です。 2年ぶりになる「信濃路 神々の杜と高原の旅」となりました。

Img_3937web1          早朝の戸隠連邦 早くも湖面に雨粒が。。。

今年はアカゲラの当たり年、白樺の樹の巣穴に盛んに出入りしています。
森の中はどこも子育てに大忙しの季節でした。 当然画像はアカゲラだらけとなります。

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降ったり止んだりの中、ゴジュウカラ、コサメビタキ、ウグイスと幸先良く出合えます。

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          美声をお披露目Img_4235web3

Img_4261web4          

木道の傍、白樺の樹の中から雛達の騒がしい声が漏れていました。 明日にでも巣立ちが始まりそうですが、餌を運んで来るのはお母さんばかり、シングルマザーの様です。

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こちらは枯れた古木が餌場、すでにたくさんの穴が開いています。 朝食に来た様です。

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そしてこれからという矢先、おとなしくしていた雨がまた落ちてきました。 しかも雨雲の切れ目の無い空模様です。

先ずはお昼の戸隠蕎麦を食べに行って雨宿りをする事に。
私のお勧め蕎麦処は中社にある 「二葉屋 葉隠」。 自家栽培の蕎麦粉を使ったこだわりの逸品。 それにおかみさんは気配りと もてなしも上手で良く出来た「よめ」です (メニューの片隅に本人が「よめ」と書いたイラストと文がありましたので) (^^)

雨は更に大粒となり神々の杜のパワースポット、戸隠神社参道・杉並木で「気」を注入したのですが止む気配はありませんでした。  「これにて雨天終了!」。 こんな日は温泉に限ります、近くの「天狗の湯」を目指すことにしました。
泊まりは常宿 P・クリオネ。 夜は爆睡だったのですが、しっかりと次の日も雨の夢を見ました。。。


翌日は当然ながらの快晴!。車山高原へと向かいます。
ところがここでも異変が起きていました。 例年なら丘の上はレンゲツツジで赤く染まっているはずなのに今年は秋景色。 花の咲くのが10日程遅く、しかも稜線の片側は鹿の食害で小枝が残るのみ。 反対側の電気柵に守られた中がかろうじて蕾を付けているだけでした。  それに風景が秋景色に見える要因に気がつきました! なんと全山の熊笹が枯れてしまっていたのです!。

Img_4517zweb1          遠く北アルプスの山並まで くっきり!


それでもノビタキはいつもの様に子育て中。 ここでも餌をせっせと運んでいます。

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Img_4717web9          こんな鳥も 気象観測レーダーの上を滑空  キラリ!


午後からは更にメンバーの要望に応えて一路 八ヶ岳へ向かいます。

Img_1222vzweb10          蓼科牧場はハルゼミが大合唱。


谷川の流れの中、低空飛行で矢の様に行き交う黒い影は渓流のダイバー・カワガラス。
住まいは滝壺の近くの岩の中。食欲旺盛な雛のために超特急で餌を運んでいます。 なかなか止まってはくれません。

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ミソサザイも足元の岩陰で子育て中。 餌捕りに懸命で、もう鳴く暇もありません。

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締めはこの鳥。 綺麗な雄のコマドリが近くの岸辺の岩に止まってくれました。 山側いっぱいまで後退りしてもカメラには近すぎます。 餌を運ぶ様子は見られず、渓流レストランに食事に来た様です。

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今年は雨に降られて鳥見が途中で打ちきりになったり、高原の花が遅れていたり、何か足りないものもありましたが一期一会 「終わり良ければ全て良し!」 の旅となりました。




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後日談 『見逃し!』
気象業界用語では、、降水確率0%なのに、完全な雨になってしまった事を『見逃し!』と言うそうです。 予報官、あの日は完全な『見逃し!』でした。

 

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『明るくても深夜』

トラフズクの雛が巣立ちをしてから1ヶ月が過ぎていきました。 大きくなってもう雛と言うよりは子供と言う感じです。

今年も3羽の子達が木の低い枝に固まっていましたが、私のレンズで撮るには近すぎて後退りをしなければなりませんでした。
しかしこれ以上後ろは、今度は上の枝の葉が遮ってくるのでバックする事も出来ません。

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羽も生え替わって来る時期なので 盛んにくちばしでつまんでは抜いています。それをまた口にくわえて遊んだり、最後は食べてしまいました。

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やがて並んでくれたトラフズク3兄弟です。
フクロウやアオバズクと違ってトラフズクの子供達は並びます。
しかしまた困ったことが、またもや近すぎてレンズには3羽が入りません。 そこでいつも使っている大型レンズを諦め、標準レンズに組み替えて135mmで撮る事になりました。

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お母さんは裏の樹から静かに見守って居ます。 これからは段々と高い木に移り住んで行く事でしょう。
しばらくすると子供たちは動かなくなってしまいました。 彼らにとっては今が夜ですから。

『おやすみなさい』




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『恋のディスプレイ』

今回は、この渓流に住むミソサザイの『恋バナ』です。
彼が主人公の「ミソッチ君」  只今婚活中。

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谷間に響き渡る絶好調の声で囀っています。

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対岸からすごい速さで小さな鳥影がこちら側の岩に飛び込んできました。 ミソサザイ? と思う間もなく、もう一羽が後を追う様に飛んで来て暗い小さな岩の上に止まりました。


そして『その時!』は突然始まりました。
彼は猛烈に羽を震わせるとタップを踏み始め、一段と高く激しくさえずりを始めたのです。
いつか見たいと思っていたミソサザイの『恋のディスプレイ』  求愛のダンスでした。

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しかし、それはほんの間もない出来事。
先に来た雌のミソサザイは、ダンスの途中でまた対岸に飛んで行ってしまったのです。

残された彼は飛び去った彼女の方向に向きを変えると未練たっぷりにタップを踏み続けていました。

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ちょっと悲しい時が過ぎて行きます。どうやら彼の恋は実らなかったようです。

『ミソッチ君、恋は情熱だ!』




♪  ダンスはうまく踊れない あまり夢中になれなくて・・・
   ・・・ダンスをうまく踊りたい La La La La La La La・・・

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『遅まきながらの ソリハシセイタカシギ』

3年前、バードカービングでソリハシセイタカシギを作成しました (縮小全長35cm   図面:成川 治 氏)
細く反り返ったくちばし、複雑な断面を持つ脚と水掻き、重なった透き通る羽の色、などなど高難度でした。

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それが南西諸島まで行かなくても近くで見られるとあっては、ご挨拶をしなくてはなりません。
休日は予定が入っていて、しばらくは行く事が出来ませんでしたが、ようやく「海ほたる」を渡って遅まきながらの御対面となりました。
 
初列風切り羽の色から、この個体は雌とわかりました。しかし少し太目では?。 バードカービングと同じ姿を撮りたいと思ったのですが、蓮田で水が深く、残念ながら水掻きは見えませんでした。 それでも水面の色は刻々と変わり、時の経つのを忘れます。

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ソリハシセイタカシギは普段は同じ蓮田の中で採餌するセイタカシギとニアミスしてもしらんふりですが、セイタカシギのテリトリーに接近すると飛び膝蹴りの攻撃を受けます。 時には逆襲もあり、仲がいいのか悪いのか。

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やがて日差しもきつく、画像もコントラストが強くなってきました。 そんな時、遠征してきた客人にお土産が用意されていました。
帰りしな他の蓮田のセイタカシギに寄ってみると傍で何やら小さく動くものが! 雛が水面を歩いていました。 全部で3羽います。

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なんとも可愛い『お・も・て・な・し』でした。

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『サンショウクイの花一輪』

今回は大谷川沿いの散策です。
アズマシャクナゲの咲く小川沿いを歩いていると黄色い影が目の前を横切りました。 浅瀬に水飲みにやって来たキビタキでした。 私の直ぐ側に降りたので思わず後退り、よほど水が欲しかったのでしょう。

Img_7552web1zw_2          薄桃色がしっとり

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乾きが収まると近くの枝に止まり、まるで『上手く撮れよ』とでも言うかの様にカメラ目線をして催促していました。

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その先ではカワガラスが朝食中。 浅瀬なので水面をじっとのぞきこむ様にして川虫を捕っていました。

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岸辺の山桜の木ではヤマガラが洞の中を出たり入ったりして巣穴のリニューアル。 ここを新居に決めた様です。

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「常連の鳥もきれいに撮ろう!」 が昨今のテーマ、ちゃんと撮りましたよ。


『キリキリキリ・・・』 今回撮りたかったサンショウクイの声が聞こえてきました。 探してみると高い木の天辺。 いつも腹打ちの画像ばかり。

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声を頼りに飛び去った森の奥に行ってみると、今度は低い山桜の木に白い影が見えます。 
止まっている山桜の木は、もうほとんど花の無い名残花です。

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見ると小枝をくわえていました。 巣作り?それにしては細く小さな枝です。
次にその小枝を落とすと今度は新しい小枝を折ってくわえました。 その小枝の先には、もう咲き終わってしまった山桜の小さな一輪の花、と言うより数枚の花びらがついていました。

サンショウクイはそれをくわえ直すと何処かに飛び去って行きました。

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これは彼女へのプレゼントだったのでしょうか。 うーん、それにしては名残の微妙な一輪!。

サンショウクイ君 『愛は誠意だ』

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画像数の関係でここに載せられなかった皆様: オオルリ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、ノビタキ 

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『ネモフィラ』

ちょっとコーヒーブレイクです・・・  そしてGWまでプレイバック。

青い花が好きで見に行きたいけれど、この花の旬はGWの真最中。
毎年二の足、三の足を踏んでいました。 そんな連休の谷間、ついに超混雑を覚悟で ひたち海浜公園の『ネモフィラ』を見に行って来ました。

しかもこの日は春霞で花に映える青空は見えません。 せっかくの青色が半減ですが私の行ける日はこの日しかありませんでしたから。
そうそう、大勢の人は「杭」だと思って見てください。

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ネモフィラは和名 瑠璃唐草、小紋唐草と言われる北アメリカ原産の一年草。 花芯の白から青へのグラデーションがきれいな小さな花を咲かせます。

一年草なので毎年種を蒔くとか、一面が淡い青い丘でした。 でもさすがに多くの人でポスターの様にはなりませんでした。

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『さえずり』

お山のコマドリ撮影の日。 それまで天気予報は「曇り」のはずでしたが、直前に私に何の断りもなく「雨」に差し替えていました。 
TVも新聞も知らん顔をして傘マークを付けています。

天気予報は変わっても予定は変えられません。 なので雨の訪問者、ポンチョを着ての撮影となりました。画面には涙の滴が映り込みます。 

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待っていると、ここに来てほしいと思った苔の山に止まってくれました。

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撮影は出来ても何か物足りません。 さえずりはしてくれませんでしたから。
翌日の天気予報はと言うと絶好の撮影向き薄曇り! このままでは帰れません。 予定を何とか変えてもらい撮影を続ける事にしました。



我慢強く待っていると、昨日から雨にも負けずにお山に来た熱意が通じたのでしょうか、やっとその時がきました。
尾羽を広げ、両翼も上げ、腹式呼吸で体全体を震わせて精いっぱいの「さえずり」です!。 鳴きの姿勢も尾羽を見せてのリクエスト通り。

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発声練習を終えて ここからが歌い始め本番!

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それは今まで見た事も無いほど翼を激しく震わせて力強くゆり動く熱唱でした。彼女への I love you 宣言だったのでしょうか。

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彼女もやって来てくれました。

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撮影には影の出来ない『薄曇り 最高!』







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『とーちゃこ!』

ちょっと例年より早めですが、只今 『とーちゃこ!』 しました。
いえいえ、自転車での旅の人の事ではありません。 まぁ、何処か風貌が似ていると言われれば、そんな気もしますが。
                         。
                         。
                         。

青葉の鮮やかさが目に染みる頃、いつもの様に南からアオバズクのペアが渡って来ます。
この営巣地には毎年の事ですが、仲の良いツーショットを撮るのは久々の事。枝被りですが、そこは片目を瞑って見て下さい。


今年は少し早めの飛来となりました。
『ねぇ、ここのフクロウさん一家、まだお子さんが巣立ちしていないんだって。 とーちゃこが少し早かったんじゃない?』
「。。。。。」

『私たちの宿はどうするのよ、寝てばかりじゃなくて考えているの? 』
「。。。。。」

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『団子三兄弟』

森の中、2ヶ所のエナガの巣を観察していました。 運良く巣立ちは連休の日、「エナガの団子並び」が見られるかもしれません・・・期待したのですが残念ながら雛はバラけてしまい並んではくれませんでした。
雛の成長にはかなりの差がある様で自由に飛べる雛とあまり飛べない雛が居ます。 餌も2、3羽づつに分かれてもらっていました。

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まだうまく飛べない雛を探しては親は餌を万遍なく運んできます。大奮闘の親はかなりお疲れの様子で体も汚れてボロボロ状態。ヘルパーさんは来てくれたのでしょうか。
でも汚れた親の姿は愛の勲章ですから。

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エナガは大好きな鳥のひとつ。 もうひとつの巣穴では初めて見る光景が繰り広げられていました。 この巣穴は後ろを向いているので入り口は反対側なのですが、親が来て巣穴の底を咥えて壊し始めたのです!。
巣立ちの促しなのですが、可愛い顔しているのに手荒い方法を使います。

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すると中から巣の素材の羽がバラけてきて、一羽の雛が巣から落ちそうにこぼれてきました。 まだ巣立ちしたくない雛は必至で入り口に戻ります。

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Img_8391web5         巣はもう底の無い状態でボロボロ。それでも雛達は巣立ちしません

翌朝、7時過ぎに雛は次々に巣立っていきました。 昼まで待っても一向に並んではくれません。 高い木の上の葉の裏側で団子と言うよりは「ぼたもち」状態です。 次第に3羽程に別れて枝を移り、ばらけたまま親から餌をもらっていました。

それでもどうにか『団子三兄弟』

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やがて雛達はまとまる事も無く、三々五々と消えて行きました。 立ち入りの出来ない森の奥で人知れず並んでいるのかも知れません。


また静かな森に戻りました。。。





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『キャベツ畑にて』

早朝の高速を走り、岬のキャベツ畑まで行って・・・特産のキャベツを買って帰りました。   お・し・ま・い。
えっ、鳥見の話では無いのかって? いえいえ、キャベツを買いに行っただけですが、何か?。

(ここだけの話ですが。 キャベツ畑に居るというツバメチドリに会いに海に突き出た半島までプチ遠征をしたのです。 しかし、あいにくの気象条件で不遇な結果に終わり、最終的な成果としては近くの農協でキャベツを買って帰った、という話なのです)


前日の深夜、寝ていても音が激しく聞こえるほど雨が降り続きました。 そして朝、快晴で汗ばむ程の天気。 この組み合わせが最悪の結果を生む事になったのです。

陽が昇ると一面のキャベツ畑に含まれた水分が蒸発して陽炎が立ちこめました。 それはレンズを通してもはっきりと、まるで川の様に背景が流れて行くのがわかるのです。
肝心のツバメチドリがやって来た時にはフォーカスが合いません、手動に変えてもピンが来ません。 周りのカメラマンからも悲鳴のような声が聞こえてきます。 しかもお目当てのツバメチドリは遥か遠くの畑にしか着地してくれませんでした。

と言う事で、近くまで来てくれて陽炎の影響を最小限にしか受けて居ない鳥さん達を紹介します。

今回はコチドリを撮りに来た言う事にしましょう、人見知りをしないでこちらにやって来てくれたいい子です。

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ムナグロは同じポーズで固まった様に動きません。 考え事をしているのか何か思うことがあるのでしょうか、相談に乗りますけれど・・・

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盛んに初夏を謳歌していたのはヒバリ。 キャベツの舞台でも熱唱です。

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そして一応、陽炎の中の証も見せなくてはならないでしょう。 遠い遠い、ゆらゆら流れる中のツバメチドリです。 仕方がないのでやはり遠い飛びものを撮る事にしました。 ツバメと言うだけあってさすがに早い!。

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ツバメチドリには去年も今年もこのキャベツ畑で振られました。こんな日もあるさ。

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『手前ミソですが・・・』

今回は旬の甲州ミソのご紹介です。 甲斐の山懐に抱かれ、苔むした清流に居を構えたミソの蔵出しです。
何はともあれ、先ずはご賞味下さい。

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『あっ、桃李君? ちょっと読めない漢字があってさ、教えて。
鳥と言うやつの左が焦と言うやつと、鳥と言うやつの左が尞と言うやつ。
これ「ショウ」と「リョウ」でいいのかな?』

「あっ、ごめん 時間無いからメールしといて!」

『だからさぁ、読めないからメール打てないじゃん!』

この源となったCMを知っている人は桜花賞と皐月賞の馬券が当たった人でしょうか。
ミソサザイの漢字の読みをJRAのCM風に置き換えるとこうなります。
(残念ながら私が漢字変換しても文字が出てきません。その漢字でミソサザイと読みます)

それに、ちょっと手前ミソですが、ミソサザイは他にも『三十三才』とも書くのですねぇ。

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古来から鶯、オオルリ、駒鳥が『三鳴鳥』と言われていましたが、このたびミソサザイが栄えある『新四鳴鳥』として認定される事となりました。祝!!

この時期、渓流の傍のお立ち台で高々と歌い上げる姿はまさに演歌歌手。 こぶしを利かせて熱演する姿は、いつまでも自己陶酔していますから。

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(注) 新四鳴鳥とは、極一部の人が発想しただけの未公認ですから あしからず。

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『川中島の戦い』

あれ、もしかしたらタイトルを「川中島の戦い」と読みました?
いえいえ、信玄も謙信も出てきません。 これは『川の中の島の戦い』と読むのですから。  長編です、お覚悟を。

朝日が河原に差し込む頃、ブラインドの中でヤマセミを待ちました。 それでも川までの距離はかなりあります。
日差しは強く良い条件とは言えませんが久しぶりのヤマセミ撮影です。
間もなく白い影が低空飛行でやって来て対岸でひと休み。 雌です。

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川中島に止まりました。小さな岩もどきの島です。

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その後、ヤマセミは何度か川を通り過ぎましたが雄と雌の遭遇はありませんでした。
陽も高く昇り陽炎が揺らいで撮影が難しくなったと思う頃、幕が切って落とされました。

雄のヤマセミは丸々と太ったドジョウをくわえて飛んで来ました。 ここからは川中島でのヤマセミ対ドジョウの戦いの実況中継です。

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例によってくちばしを激しく岩に叩き付けてドジョウの骨を粉砕します。 戦いは圧倒的にヤマセミ有利、のはずでした。
しかしドジョウも必死、防御の技を繰り出して抵抗を見せます。 体を丸くしてくちばしに絡めて衝撃を避けるのです。
これではくちばしを振り降ろしてもドジョウの体に致命傷を与えることは出来ません。

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魚なら数撃叩き付ける事で粉骨の技勝利!となるのですが今回はだいぶ勝手が違います。 ならば、とヤマセミは次の豪快な技を繰り出します。 「脳天逆落とし!」 頭上高く頂点まで持ち上げると一気に岩に振り落とします。

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くわえられているハンデがありながら柔と剛の戦いは異常に長く続きました。 意外なな展開です。 圧倒的攻撃力のヤマセミ、それでもダメならばと今度は持久戦に持ち込みました。 長期戦になるとさすがのドジョウもぐったり。

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勝利を収めたのですが直ぐには食べません。 どうやら彼女への貢ぎ物の様です。 カチドキを上げるとそのまま飛び去って視界から消えて行きました。
これがこの日のフィナーレでした。。。

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『孤独のグルメ』

近くにある市の天然記念物 『在家のイトザクラ』が満開になりました。
銘木でちょっとお花見を。

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イトザクラはエドヒガンザクラが垂れた品種と言われ、淡紅白色一重の花を枝一面に開きます。
桜を愛でたところでタイトルに戻りましょう。

『孤独のグルメ』、このTV番組を知っている人はかなりの庶民派グルメかもしれません。
井之頭五郎氏が仕事に訪れた街でふとひらめいた食事処にぶらりと入ってお昼を食べる(実際にある大衆食堂が主)。 一人でただ黙々と食べる孤独なグルメなのだ。 それだけなのに実に美味そうに食べる。 味もいいのだろうが番組もいい味を出しているのです。


桜の蕾が薄紅色に見え始めた頃、近くのmy公園にヒレンジャクがやって来ました。 一羽来てはいなくなり、二羽来てはいなくなり、結局居着いたのはたった一羽だけ。
偵察かと期待して心待ちにしていたのですが、ヤドリギの前のソメイヨシノが八分咲きになっても歌舞伎一座御一行様は来ません。 孤独のヒレンジャクとなりました。

朝早くから一日中ヤドリギの実を食べて、食べて、食べては満足してタラーリと種出し。 美味しそうにと言うよりひたすら食べます。

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喉が渇くと水場に降りてきてタッチ&ゴーで素早くごくり。 その後くはしばし楽屋裏でお休みの繰り返しでした。

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一人ぼっちのヒレンジャクのお嬢さん、長旅に備えて沢山食べてくださいな。そして来年はぜひ一座でお越し下さい。
『隅から隅まで ズズズイーッと(チョン!)   カメラマンが並んでお待ちしております』

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こちらは田園のエノキにぶらりとやって来たコイカル。美味しそうな実を見つけると、ひたすら食べまくるのです。 長いこと居たのでエノキレストランはお気に入りだったのでしょう。

通常、コイカルはイカルの群れの中に数羽混じっています。 でも地元に来たコイカルの雄は一羽だけ。
付近にはイカルの群れは見当たりません。こちらも『孤独のグルメ』なのです。

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しばらくすると草地に降りて来ました。 コイカルは飛来数が少なく人気者ですが、ここはあまり知られていないので静か。

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エノキの実もかなり少なくなっていました。
今頃はもうロシア沿海州に向けて飛び立ったでしょうか。
旅立つ時はぜひ地点登録をお忘れなく、来年をお待ちいたしております。

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『古都の お食事処』

ゆるく波を打ち、時を刻んだ石段を登って行くと
季節外れの境内は誰も居なくて静か。

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心洗われるひととき、 いにしえの思いに浸って少し歩いて行くと、それは束の間の事。 大きな声が聞こえてきました。 大きいと言うより騒がしい感じの声です。 今まで浸っていた余韻は何だったのでしょうか。

声のする方に歩いて行くと三軒の家がありました。 と言ってもブーフーウーの家ではありません。
そこは 「花子」「タロー」「ジロー」と表札の出ている一軒家、お食事処みたいでした。


「花子の家」

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「タロー」の家Img_0035web2
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でも誰が花子か、誰がタローか、誰がジローか、全くわかりませんでした。 一度に何人も、いや、群で来るのですから。
ヤマガラも来ましたが、スズメ軍団に圧倒されて尻込み。


ふらりと立ち寄った鎌倉の明月院、別名 紫陽花寺のひとこまでした。

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【追伸】
聞いてください、雀だけでなく私の鎌倉スイーツお食事処の話も。
小さなお店ですが、パン大好きとしては絶対外せない天然酵母で作る絶品パンのキビヤベーカリー、 休みでした。
ならば蜂蜜をと鎌倉蜂蜜園へ、 休みでした。 
それでは好きなパームクーヘンを売る洋菓子店へ、 もう廃盤でした。
折れそうな気をとり直してオリジナルのシュークリーム店へ。 お店がありませんでした。
歩き疲れて最後にやっと食べられたのはロンカフェの特製ふんわりフレンチトースト。
こうなったら締めは大好きな豆を!と、「まめや」で全品味見制覇!。 あっ、もちろんいっぱい買いましたけれどね。
スズメの様にはいかないスイーツお食事処でした。

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『武蔵國一之宮 神社の巫女さん』

地元。武蔵國一之宮の神社。
一之宮を名乗るのはその國一番の格式の高い神社。 そこにお住まいの白衣装の巫女さんをこっそり写してきました。 これは「盗撮」と言うのでしょうか。

巫女さんは用心深く、気配を感じると直ぐに奥座敷に隠れてしまって なかなか外には出てきてくれません。
警戒心の強い巫女さん、と言っても何故か♂ですが。

カイツブリの池と呼んでいた池に「巫女秋沙」が初めてやって来ました。 雄雌1羽づつのペアです。 日差しの加減で刻々と水面の色が変わって行きます。

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雑食性ですが主に食べるのは魚や貝類、ここでは「タウナギ」を好んで食べていました。  ちなみにタウナギは名前だけウナギに似ているだけの程遠い全く別の種類、残念ながらウナギの代用にはなりません。

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もともとこの池には葦はありませんでした。試験的に葦原を作ってみると、その勢いは凄く、たちまち池を埋め尽くすほどに成長しました。 今回はかなり刈込をして残したのは池の中央にある葦原のみ。

適度な葦の茂みとなり、餌を捕るにも身を隠すにもいい環境になった様です。 葦が無くても多くても来ないで、快適な葦原を作ると直ぐに来るなんて、毎年近くまで来ては何処かで見ていたのでしょうか。

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雌が飛び立ちました。

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ミコアイサは水鳥の中でも体が小さいので(♂38cm~42cm、♀18cm)短い滑空で飛び立つ事が出来ます。 雄雌のランデブー飛行も。

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飛び立っても葦原を超えて池の反対側に着水。

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三寒四温、今日は染井吉野が開花したそうです。
もう間もなくシベリアに向けて飛び立つ事でしょう。。。




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