『ひとやま超えて みやま』

いつしかマフラーの要らない朝があったり、電車の座席の暖房が熱く感じてきたり、首でもお尻でも春が近いのを感じるこの頃です。。。

でもこちらの早朝はまだホカロンが必要な銀世界。 ひと山越えてミヤマホオジロを探しに行ってきました。

辺りを周遊するカシラダカの群れに混じって雄・雌がやって来ます。
降りるのは落ち葉の上や踏み跡のある雪の上ばかり、撮りたい雪の上に来るのをただひたすら待ちます。

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雪のミヤマは一段と映えてきれい
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雪の上の撮影は直ぐ近くでも、場所によっても、陽の当たり具合によっても刻々と色が変わるので難しい補正撮影を強いられます。

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群れは雄が3羽、雌が5羽ぐらいで周遊しています。
一度に来るとどれを撮るか迷いが出て、結局飛ばれてしまったり。。。

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どちらかと言うと雌の方が強いみたいで、雄を蹴散らします。

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午後になると強い陽の光を浴びて、段々と雪も溶けてきました。
きっとこれが この冬最後の雪景色の鳥撮りとなる事でしょう。。。

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『冬色セッカ』

野道の脇の小さな荒地。 こんなところに鳥?と思うような葦の生えた場所に見え隠れしていました。
くちばしに芦の欠片を付けながら、虫を探して「レストラン葦原」の中をせわしく動きまわっています。

冬羽のセッカは頭と体も褐色と黒褐色の縞模様。 体をほっこりと丸くして、顔はやんちゃそのまま。

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葦はグチャグチャで背景は全く良くありません。 しかも被写体までは近すぎるのに後ろに下がる事も出来ず。時には望遠レンズの焦点外。
それでもモフモフして可愛い姿なのでシャッターを切りました。

そんな可愛い!のお裾分けです。

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『のこり雪のルリビ』

この冬、赤い鳥は撮ったけれど青い鳥にはまだ会っていませんでした。 何か忘れ物をしたようで、鳥撮りの幸せをもらうためには会いに行かなくては。。。

  雑木林と湿地の中の小道を数百メートル程進むと、かろうじてまだ雪が溶けずに残っている所があります。
ここがルリビタキとの待ち合わせの場所。
でも昨日は全く会えずに振られました。

そして今日、光の加減が良くなる午後に再び会いに行くと。

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今度はいい出会いがありました。 岩の上を渡り歩いて行きます。   直射日光のあたらないところで見ると、深い蒼色のきれいな個体です。

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頂にかろうじて雪が帽子の様に残る岩がお立ち台。

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やはり冬の鳥撮りは青い鳥のルリビタキに会わないと始まりません。
もらった幸せは、果たして。。。

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『雪コミミ』

通勤電車の窓から眺める雪の様子に一喜一憂しながら雪のコミミを想っていました。

銀世界になってから6日目。 やっと雪コミミを撮れる休日がやって来ました。
今度はガードレールの白ではなく、雪景色の白を撮りたい!。

この日の空模様は風の無い薄曇り。 雪もまだ田園を白く染めてくれています。 何か飛びそうな予感。

10時にフィールドに着くと、何と4羽のコミミ達はもう飛び始めていました。 大雪で獲物を捕る事が出来ないので早朝8時過ぎからの出勤だったそうです。

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言い忘れました。今回は2回分相当の超長編です。 お覚悟を!。

テリトリーの一番端のコミミはここがお気に入りのお立ち台。 隣のコミミの領内侵入を警戒しています。 領域に接近するとスクランブル発進。

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遠く青い山を背景にコミミが飛びます。

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雪の中でもコミミは狩りの出来る所を見せてくれました。 残雪の葦の中に獲物を見つけると急降下。 そして飛び立った足にはしっかりと捕まえたハタネズミが見えます。

めざとい鴉が横取りに来るので何処か人目につかない、鴉目につかないところで食べるために直ぐに飛び去って行きました。

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こちらはセンターを務めるコミミ。 止まるのはいつもここ。 小さな葦原は格好の狩場の様です。

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気が付けば午後3時、本来ははこの時間からコミミは本番なのですが、この日は朝から出演してくれたので早期の帰還とする事にしました。

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『田園のコミミズク』

今年もコミミズクが彩の国にやって来ました。
たくましくもあり、可愛くもある、毎年会いたい大好きな冬の使者です。

ところが、今年の飛来地は休耕地や田んぼのある平地です。
家から比較的近いけれど、背景派の私としてはかなりの泣き所。 遠景には家が連なり、高架道路が走り、ガードレールや電柱、車などの人工物が写り込みます。

それでも飛んでくれますから贅沢は言えません。 カラスに追われて2時過ぎから飛び始めました。

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この日は広い田園に3羽のコミミを確認。
下の画像は、雪の残る田んぼの上を飛ぶコミミ!です。

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そう見えましたか? 実は白い雪の様に見えるのは二重のガードレールなのです。
でも雪だと思えば雰囲気があるかも!
雪にしましょう。


少し早い時間から飛び始めたためか、直ぐに降りては長い休憩に入ってしまいます。
辺りを見回す鋭い眼光は葦原の猛禽そのもの。

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人工物も写し様によっては不思議な色合いになります。
初めの画像は家並みが、でも次は面白い背景色になりました。

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陽が落ちてマジックアワーの頃、暗い背景の中で羽に西陽が当たってくれました。

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彩の国から見た富士山も裾野が長くて好きな風景です。
撮影を終え、カメラを担いで畦道を歩き始めた時、2羽のコミミが大きな鳴き声を張り上げながらバトルを繰り返していました。残念ながらもう暗くてシルエットでしか見えませんが。
縄張り争いでしょうか。

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広い田園ですが、もう何ヶ所かの田んぼで畑焼きが始まりました。
ここにいつまで居てくれるのか、ちょっと心配です。

今年は近郊からもコミミの飛来が聞こえてきます。菜の花の咲く頃まであちこちのコミミ通いになりそうな、うれしい予感。。。

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『出待ち』

いつまで待てばいいのだろうか・・・ いつまで待ち続けていられるだろうか・・・

この日、目指す鳥はいっこうに現れてくれません。
果たして場所は合っているのか、まだ居てくれるのか、と怪しくなってきます。
4時間が経過。午前中がむなしく過ぎて行くのに、まるで音沙汰無し。
貴重な休日、一度もシャッターを押さずに帰る訳にはいきません。

もう少しだけ待っても会えなかったら帰ろう! と決心した時、やっと
『その時!』 が来ました。
直ぐ近くの頭上の銀杏の枝に止まった小鳥を発見。
待ちに待ったニシオジロビタキです。

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まだ胸の黄色は薄く、もう少ししたら濃い黄色になってくれるかもしれません。

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君の瞳は10000ボルト! 見つめられたら『出待ち』の時間はどこかに吹き飛びます。

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後ろの水色は湖面、白色はカモメの水兵さん達。

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十分にシャッターを切り終わると、まだニシオジロは出演中なのに、贅沢にも帰ることにしました。。。

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『塒入り』

初荷、入りました!

山は例年より雪が多い様で、遠く奥日光連山が午後の光を受けて輝いていました。

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日差しが赤みを帯びた頃、ハイチュウの雌が葦原の塒に帰って来ました。

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この日葦原に帰って来たのはハイチュウの雌とチュウヒだけ、日没までにハイチュウの雄を見る事はありませんでした。

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筑波山を背景に飛ぶチュウヒ

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年の初めのためし撮り。
鳥運はハイチュウの雌でしたので、チュウ位かもしれません。

葦原からの帰り道、今年初めての『スーパームーン』が東の空に上がってきました。

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『元旦』

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『彩の国のトモエガモ』

地元の池にオナガガモやヒドリガモの群れに混じってトモエガもが1羽やって来ました。

群れの中では全く違和感無しと思っているのか、一緒に池を自由に動きまわり3m程の近さにまでやって来ます。

でも撮影出来る場所は陽の当たり具合から限られているため厳しい条件が付きます。順光の条件に合う場所が意外とありません。

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上の画像の所がトモエガモのお立ち台。水面直下に隠れた岩があるのです。 雑食性なので水草は勿論、丘に上がるとドングリも大好物。 水陸両用で食事にありついていました。

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名前の由来となっている顔の緑色の巴の印はなかなか形をなしてくれません。下を向いた時にやっとそれらしき丸い形になり、巴の紋所が解りました(^^)

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お腹いっぱいになると群れから一人外れてゆらゆら うとうと・・・やはり仲間が恋しいのか少し寂しそう。
ここで年を越す様です。

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そして年末特別編。 もうひとつの話題 『恐るべし 陸王!』

彩の国で今一番有名な町と言えば『行田市』 行田市と言えば100年の暖簾を持つ足袋の老舗『こはぜ屋』 こはぜ屋と言えば『陸王』! 陸王と言えば『十万石饅頭!』

あの池井戸潤 原作のTVドラマ 『陸王』の話です。
こはぜ屋の社長(役所広司)は細る足袋に代わる新規事業にマラソン足袋シューズを作ることを決意。 新素材シルクレイの特許を持つ飯山(寺尾聡)を訪ねる。 その時に手土産に持参したのが埼玉の銘菓「十万石饅頭」なのです。

しかしライバルメーカーの手土産は契約金5000万円と三段重ねのお重。
飯山が言う 「こはぜ屋はこんな饅頭なんぞもって来やがって」
(そのシーンにだけ十万石饅頭が登場するのですが・・・しかも邪見にされたのに)


年末、和菓子屋『十万石』から『十万石饅頭・陸王バージョン』が限定発売!。 それは何の変哲もない、通常の十万石饅頭に陸王の焼き印が押されているだけなのですが・・・
さっそく買いに行きました。 包装紙もちょっとレトロでいい雰囲気 (普通は棟方志功の版画絵パッケージ)

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特別リクエストで、普通は5個のうち2個だけが『陸王』焼き印なのですが、今回はお店に無理を言って全てを陸王印にしてもらいました。
そして後日、追加を買おうとお店に行くと大変な事が起きていました。 陸王は生産が追い付かず3日前の予約でしか受け付けられないとの事。 しかも品切れ続出で『陸王バージョン饅頭』はおろか普通の「十万石饅頭」も店頭から消えていました。 お店では年末の商戦期に売る饅頭が無いとか。

TVではたった数十秒の登場。 パッケージと焼き印で、お店も驚く驚異の注文数に、饅頭の無い饅頭屋さんが出現。 恐るべし『陸王!』でした。 

陸王は友人宅での集まりに持参。話題性十分、超々うけました!。
お後がよろしい様で・・・

 

 

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『Merry Christmas 』

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今となっては、いつどこで買ったのかも定かではありません。昔の事ですから。
小樽のガラス工房だったか?

透明な裸電球の中のフィラメントがクリスマスツリーになっている!
この素晴らしいアイデアに一目惚れでした。

クリスマスの日、電球の代わりに天井からのソケットに吊り下げると『いい雰囲気!』
でも上からでは中のツリーが逆さまになってしまいます。
いつか専用のソケットを買わなくては。。。と思いながら月日が過ぎ、電球も長い眠りにつきました。


苦節数十年、今回ふと思いついて台置きのソケットを買い求めました(笑)
『復活!我が家のイルミネーション!』



【前略 サンタ様】
今年も大きな特大靴下を両方ご用意してお待ちいたしております。

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『可愛いからと言って・・・』

イケメンだから、イケジョだから、可愛いからと言って、全てを良いやつと思いこんではなりません。
イケのカテゴリーに入っていなくても良いヤツはいるのです!。
いや、ついついリキが入って話がぶれてしまいました。 鳥の話でした。

今回の舞台は前回の続編。 大好きな鳥のひとつに『コガラ』がいます。この寒空の中、ふっくらとしたぬくもり感を持つ可愛さは格別です。


苔むした倒木の上に3羽のヤマガラと1羽のコガラがやって来ました。

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しかし良く見ているとコガラはその中の特定の1羽のヤマガラとは気が合わないみたいで、不意に出合うとお互いが避けます。時には威嚇し合ったりして犬猿の仲の様です。
と言うよりコガラが一方的に挑発しているのです。

そんな2羽が接近遭遇してしまいました。お互いに意識し合っている様子。一触即発の空気が漂います。

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奇襲攻撃を仕掛けたのはイケメンorイケジョで可愛いコガラの方でした。
飛び膝蹴りの技を繰り出してとうとう紛争勃発!
不意を突かれたヤマガラは防戦一方、ヤマガラは逃げられません。

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2羽はこのまま奈落の底に落ちて行きました。
上から襲い掛かるコガラ、下でもがくヤマガラ。 コガラは足で相手の足を押さえつけて、片方の足で蹴りつけます。 可愛いはどこかに飛んで、ものすごい形相。

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勝負は決したみたいで、懲らしめるとコガラは去って行きました。

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激しい戦いの後、ヤマガラは放心状態で、しばらくは立ち上がれませんでした。
コガラは普段は可愛い顔しているのにここまでやるか! 2羽の間で何があったのかは分かりませんが。

この戦いを見てしまうと複雑な気持ちになり、その後のコガラを撮る事が出来ませんでした。 イケメンで可愛いけれど気性の強い攻撃的性格のヤツは何処にもいるのですから、くれぐれもご用心(かなりしつこいぞ)


ビール瓶もミサイルも、どこの世界も一戦を超えてはなりませぬ。
願わくば天にも地にも争いの無い世界を。

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『年の瀬は 赤い鳥』

この季節、ポインセチアが赤く色づくと、毎年の様にこの鳥を思い出します。
シベリアから越冬でこちらに渡って来ている頃。。。
行かなくちゃ~君に会いに行かなくちゃ・・・彩の国の森に向かいました。


到着して初めの出会いは綺麗な若い雄でした。

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次に現れたのは雌

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心の準備が出来ていない時に限り、雄は何の前触れも無く現れては慌てさせてくれます。

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オオマシコの群れは最小単位の雄、雌、若雄の3羽。 雄と若はいつも一緒に行動しているので、もしかしたら3羽は家族なのかもしれません。

この日の天気予報は晴れのち曇り、そして寒波が流れ込んで来るとの事でした。
予報通り日蔭になると足もとからシンシンと寒さが忍び寄って来ます。
鳥を待つ間は日向ぼっこをしながら、それでも手がかじかむ程でした。オオマシコの羽にも光が当たらなくなり、幕間も長くなってきました。
この辺で撤収です!

今年も赤い鳥『家族の肖像』を撮る事が出来ました。。。




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『天辺 イスカ』

果たして居てくれるだろうか? イスカを探しに甲斐の国の林道に車を走らせました。
間もなくこの道はゲートが閉まり通行止めになります、ぜひその前に会いに行かなくては。富士山を遠望出来る峠の松林が今回の目的地です。

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しばらくすると谷間から鳴き声が聞こえ、20羽程の群れが上空を飛びかいました。ちょっと期待が持てるかも。。。と思うと素通りが何度も。 美味しい赤松の実があるのに降りてきてはくれません。
やっと止まったと思ったら高い落葉松の上、曇りの空抜けでした。

天辺で寄り添う仲のいい2羽、恋話をたっぷりと聞かせてくれます。

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そのうちわずかに見えた青空も消え薄暗くなってきました。撮影はかなり厳しく露出補正をかけます。 しかもよりによって実の少ない落葉松に来るとは。抱きつく様にしてわずかに残る先端の実を取ります。

イスカは食い違ったくちばしと言う変わった特徴を持つ鳥です。このくちばしの形が松カサをこじ開けて実を取り出すのに最適なのだそうです。
「イスカ」の語源は「ねじれている」と言う意味の古語「イスカし」だと言われています。

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群れはやっと実の豊富な赤松にやって来ました。

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群れの中に。。。経験から進化したのでしょうか、頭の良いイスカを見つけました。

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彼は逆さになって極普通に松カサを口にします。 でもここからが違いました。逆さになった不安定な姿勢で食べるのではなく、実をくわえると赤松の木の天辺に上がりました。
おもむろに実を受け皿の様になっている上向きの松の葉の中に置いたのです。

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そして交差したくちばしで実をつつき食べ始めました。 これなら逆さにならずに楽な姿勢でゆっくりと種を食べる事が出来ます。

これが偶然の技で無い事は、二回目も同じ食べ方をした事で証明されました。やはり下の枝から松カサを取ってくると同じ様に天辺に止まり、今度は右向きの姿勢で食事です。思わず声をあげてしまう程の特技を見せてくれました。『あっぱれ!』進呈です。

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Img_7972web17         上下のくちばしが交差しているのが良くわかります

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完食をした頃には群れは去り、赤松の天辺は一羽だけになっていました。 彼は辺りを見渡すと「おっと長居をしてしまった!」と慌てて谷間の方に帰って行きました。

またしばらくは群れ待ちの時間です。。。Img_8064web20

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『赤くはないアカガシラザギ』

マイフィールドの田園に羽を休めているアカガシラサギ。
冬羽に衣替えなので体は赤くはなく、名前の「赤」が泣きそう。 これでは「赤頭鷺」ではなく「赤頭詐欺?」。
更に収穫の終わった田んぼの縁を餌を探しながら歩くので、目を離すと枯れ草に紛れて姿を見失います。

冬は大陸から東南アジアに渡るのですが、時々「旅鳥」として関東にもやって来ます。

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稲刈りを終えた田んぼから、「ひこばえ」と呼ばれるまた伸びた稲穂の田んぼに移動してきました。 これで背景が良くなる、と思いきや姿が隠れてしまいました。 体長45cm程ですから。

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突然飛び立ちました。 すると何処に隠くしていたのでしょうか、白い風切羽がきれいです!

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この後、更に奥に向かって飛び、米粒の様に小さくなって背景の中に見えなくなりました。
強風にも負けず、あちこちの田んぼを飛び回り、元気です。


地元の森に来た珍鳥は午前中待っても会う事は出来ませんでした。 なので急遽近くの田園に居るアカガシラサギにターゲット変更!としたのです。 その後また森へ戻ったのですが、待てど暮らせど珍鳥現れず、でした。




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【独り言】

先日、知人から房総の海で獲れた房州海老(房総の伊勢海老)を5匹もらいました。 問題はそれが元気に生きていると言う事なのです。 動きまわり、ふつふつと連続的に鳴きます。

しかも我が家はこの2週間は私一人になり、したがって調理の方法は茹でる事しか知りません。
さて、どうしたものか、どうしてやろか。

茹でると海老は熱いだろうなぁ、七転八倒しながら全身大やけどを負うのだろうなぁ。
冷凍すると、雪山で遭難する様に全身凍傷になり、意識を失うまでの間寒さに震えながら凍り付くのだろうなぁ。

それにこの絶え間なくふつふつと声を出しながら机の上をモソモソと動きまわる姿を見ていると、可愛くも見え、名前も付けそうになるくらい。 決心がつきません。 

あぁ、生きていなければこんなに悩む事は無かったのに。 悶々とした時間を過ごしたのです。

さて・・・

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『渡り 最終便』

私の500mm望遠レンズはこの11月でメーカーのメンテナンスが終了になるとの知らせが(涙)。
カメラもそろそろシャッターが突然止まる頃かも。
長いお付き合いですから・・・

と言うわけでレンズとカメラはカメラドック入りをして検査を受けておく事にしました。
望遠レンズはカメラとの接点が摩耗してきているのでメンテが出来なくなる前に接点部交換。 カメラはシャッターが限界の20万回に近い18万回超えなのでシャッター交換、等々の部品交換と検査で合計¥59,000の入院費用でした。

そして退院。また20万回に挑戦です(笑)

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マイフィールドの公園の森のメタセコイアやケヤキが秋色になってきました。
朝早くからもうデイ・キャンプのテントが広場に点在。
ハンノキの森にはアカゲラが入り、ムギマキも立ち寄ったとの知らせも、そしてマヒワの群れも。

この日は秋色のキビタキが2羽、渡りの途中にマイフィールドでひと休み。 多分、今年最終の東南アジア便でしょう。
逆光に透けた黄色のグラデーションの葉の中を飛びまわっていました。

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Img_5884web          「達者でな~ また来年の春に来るから~」

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『フィールドにて』


花のまわりでり鳥がまわる
鳥のまわりで風がまわる

まわれ まわれ
こまのように歌いながら
地球のように まわろうよ

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今回も秋の長雨の合間に出会ったノビタキです。
黄色い花はキクイモ、その花の周りを一羽のノビタキが飛びまわっていました。
目には見えないけれど、よく見ると周りには点々と小さなご飯達がいっぱい映っていました。

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『不揃いな関係』

これは秋の長雨の合間に少しだけ日差しが戻ったときの話です。

セッカが地元の田園にやって来ました。 留鳥と言われていても北から南に移動するので旅の途中なのでしょう。 全長12cm スズメより小さなセッカはやんちゃな顔をしていて憎めない好きな鳥です。


休耕地の一角にある茅の生い茂る小山が彼らの宿泊地。
確認出来たセッカは少なくても2羽、数羽のノビタキと一緒に仲良く同居しているのですが。。。セッカ同士は微妙な 不揃いな関係なのです。

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雄雌同色と言われて区別は難しく、更に一夫多妻、群ではますます解らなくなります。
ここでは雄雌?それとも雌同士? ともかく緊張の一発即発状態!。

2羽は微妙な距離感で止まっています。

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すると左のセッカが宣戦布告 右上に飛びかかりました!。

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体当たりして強烈な膝蹴りキック!!! 

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不意を打たれた方も負けてはいません。 素早く反転すると直ぐに追いかけます。

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かなり執拗に追いかけます!

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この後2羽は空に高く舞い上がると視界から消えて行きました。

見ていると何度か同じシーンが繰り返されていましたから、遊んでいるのでもなく、求愛でもなく、ライバルなのでしょうか。
男同士の主導権争いなのか、それとも女同士の大奥の争いなのか、いずれにしてもうまくやってほしいものです。

『仲よき事は 美しきかな』

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『遥かなる ノゴマ』

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『すご~い!』の言葉の解釈は?  どういう意味を含んでいるのでしょうか?。
湿原で鳥待ちをしていると、何度か若い女性のハイカーに声を掛けられます。 

『何を撮っているのですか?』  「ノゴマと言う野鳥です」
『鳥!?すご~い!』 (絶景撮影かと思ったら鳥だなんて?珍しい人!の意? 至極順当)

『その鳥、私も見る事、出来ます?』
「出たり出なかったりだから辛抱強く待たないと見られないけれど」
『え~ すご~い!』  (鳥って辛抱が必要なの~?)

『じゃぁここでずっと待ってるんですか?』
「そう、朝からひたすら待っています」
『うわぁ、すご~い!』 (出るか出ないか解らない鳥を何時間も待っているなんて信じられない!の意だと思うのですが真意不明)


そこにいくと おばさんハイカーは明快です。仲間の人に
『ねえ、ねえ、ここでエゴマの写真を撮っているんだって』
『え~、ゴマの写真を撮っているの』
「。。。」



出会いは時の運、会えなくで元々、と言う気持ちでノゴマに会いに行って来ました。
標高1400mの湿原は快晴の穏やかさ。それなのになかなか出てきてはくれません。 しかもノゴマの好きな場所は遠く、小枝の多い白化した低木です。
盛んに飛び交うのはノビタキ、 白い木に止まる度に緊張と落胆が繰り返されるのです。

微かに喉元の赤色が見えました!。 待ちこがれたノゴマです。 思った通り小枝の多い木に現れました。
 

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この日は早朝の6時前に朝霧の中に出たというのですが、私の初見は3時間後でした。
更に1時間後、同じ場所でも小枝の無い低木に出てくれました。 絵になる木ですが、後ろ姿ばかり!。 ほとんどこちらを見てはくれません。

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陽が高原の湿地全体を照らす頃、今日3回目のステージ。 少しだけ接近してくれましたが、それでもシャイな彼は横向きのみ。 アッと言う間に飛び去って行きました。

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この日私が見た午前中のノゴマ公演は極々短い時間で3度、前日は全くの休演日だった様ですから、良く出てくれました。
天然物の気まぐれノゴマ、広い高原がお似合いです。

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『白蕎麦畑に遊ぶ』

一面の白い波。蕎麦の花は見頃を迎えていました。
「キャベツ畑の次は」と言われれば『蕎麦畑でしょう!』 と言うわけで今回は蕎麦畑に遊ぶノビタキの2日の物語です。 長編の御覚悟を。

畑に数羽のノビタキがやって来ました。 それなのに一向に花には止まりません。 飛行の様子を見ていると、止まるのは蕎麦畑の真ん中の境界を示す杭の様です。

やがてここに止まる理由がわかりました。 杭を拠点に半径数メートルが美味しい食事処の様でした。 丈夫な杭は四面の畑の様子を見るのに最適の真ん中にあり、安定しているので長い間辺りを見回せるのです。 一羽がやって来てスタンバイOKのサインをくれます。 

すると見た事の無い光景が展開されました。 後を追う様にノビタキがやって来ては杭の周りで遊び始めるのです。

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いつしか白い世界を飛び交うノビタキは3羽になっていました。 
なぜか3羽は杭の周りばかりに集まります。

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広い畑の中でここだけに集中する訳は。。。 あの杭を巡っての『椅子取りゲーム』争奪戦だったのです。杭の主が餌を捕りに地面に降りた瞬間、ホバリングして待っていた次のノビタキが席を奪います!。 戻ってきたノビタキとひと悶着。 「座って食べられないのかぁ、立ち食いかよ」。

何か大きな獲物をくわえて戻ってきました。

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足の長い獲物です、何?。 この時は1羽でゆっくりとブランチを食べられました。

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次第に陽が昇るに従い光が強くなってきました。 撮影位置を変えようと畑を半周してくると、杭に止まっていた鳥が少し大きく感じます。 近くなった? 気のせい?

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色も少し赤いし、尾羽も長い様な、でも止まっていたのは確かにノビタキのはず。。。
いつしか杭のノビタは、ジャイアンに替わっていたのです!。 ジャイアンはノビタやしずかちゃんを蹴散らして横取りに成功。 モズは小さくても猛禽、これではノビタ達はここで遊ぶ事は出来ません。

少し離れた野菜畑のトウモロコシの先にも別のノビタキが居ました。

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背景は青空に浮かぶ白い雲? ではありませんが、まるで青空。 遠く後ろの山並の蒼です。

広い丘陵地帯の別の蕎麦畑にもノビタキが降りて来ました。

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ノビタキは蕎麦の花に止まっても直ぐに下に降りてしまうため、思う様に全身を撮る事が出来ません。 そんな時に蕎麦畑の最初の畝に止まってくれました。

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晴れ、曇り、時々晴れ間、そして雨。 二回の蕎麦畑訪問の天気は目まぐるしく変わりました。
蕎麦の花も実の皮が弾け、皮のピンク色が白の中にちらほら見える様になってきました。 束の間に黒くなり、やがて新蕎麦が食べられるのももうすぐです。
間もなくノビタキも里に降りていきます

長編のお付き合い、ありがとうございました。
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『キャベツ畑で捕まえて』

秋はノビタキの季節。 休耕地の小径からノビタキが飛び立ちました。 でも直ぐに柵に囲まれたキャベツ畑の中に入ってしまいます。
近くには月見草の花も咲いているというのに見向きもしてくれません。

広いキャベツ畑を見回すと、いつの間にかあちこちに雄雌5羽ほどのノビタキが集まっていました。 どうやらここがお決まりの食事処の様です。

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花は無くても、朝の光を浴びて一面緑の濃淡の波に浮いているノビタキも綺麗です。
キャベツの上に乗っては下に降り、そしてまた思わぬ所からひょっこりと浮上して、の神出鬼没。 それにしてもノビタキは薄いキャベツの葉1枚の先端に両足を掛けて止まっているのです、よく乗っていられるものと感心。それ程の軽さなのでしょう。


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虫を捕まえた様です、これで題名通りになりました。 この時期は花よりも確実にキャベツ畑の方が虫を捕まえやすいのでしょう。 キャベツにとってもノビタキにとっても歓迎する朝食のひとときでした。

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一心不乱に キャベツ畑で捕まえて でした。





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